ニュース
三菱エアコン霧ヶ峰、27年度省エネ対応機 睡眠の快適化も
2026年9月9日 14:43
三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」のプレミアムモデルZWシリーズ12機種を10月30日に発売する。価格はオープン。冷房能力は2.2kW(6畳)~9kW(29畳)。いずれも2027年度省エネ基準に対応する。省エネ性能向上や素材価格の高騰を受けて、市場想定価格は昨年モデルに比べて2万円程度値上げとなる見込み。
ZWシリーズ以外にも、フラッグシップモデルFZシリーズ6機種(4kW~9kW)を同じく10月30日に発売。さらに、暖房を強化したズバ暖 霧ヶ峰の最上位FDシリーズ5機種(4kW~8kW)、プレミアム機ZDシリーズ7機種(2.5kW~8kW)、コンパクトなCDシリーズ5機種(2.2kW~4kW)を10月16日より発売する。生産は引き続き、国内工場の静岡製作所で行なう。
来年2027年にブランド誕生から60周年を迎える霧ヶ峰は、新ブランドコンセプト「長い目で見ても霧ヶ峰」を発表した。
このコンセプトは、店頭でわかる価格や省エネ性能だけでなく、購入後の長い年月にわたって使用することを見据えた価値の提供を目指したものであり、使う人だけでなく施工業者の設置しやすさなど、全ての関係者に対する思いを表現したという。10年以上使われることを想定し、省エネ化での電気代節約によるトータルコストの視点を、今後の価値として掲げている。
室温安定時に高効率運転
新しいZWシリーズは、負荷が少ない室温安定時に、定格能力の1/10という高効率で運転する独自の「小能力時高効率型コンプレッサー」を全機種に備えるのが特徴。これまで搭載していた7.1kW~9kW機種に加え、新たに2.2kW~6.3kW機種にも採用した。これにより、外気温50℃でも運転可能となっている。
約6畳~29畳の部屋に対応し、長時間安定して運転する環境下でのムダな電力消費を抑えながら、効率よく運転する。最小出力は最大約60%低減。冷暖房時の負荷が小さな断熱性の高い住まいでも、細かい制御で快適さを保ちながら、省エネできるという。
エアコンの運転設定をカスタマイズできる「MyMUアプリ」は、起床や就寝時、帰宅、外出時などの生活シーンに合わせてエアコンの運転を設定でき、お気に入りの運転は、エアコンの基本機能画面から簡単に呼び出せるようになった。
部屋で一緒に暮らすペットに適した運転モードも使用可能。温度や風向/風速を登録することで、ペットの好みに合わせた運転に設定できる。
就寝前や就寝中の自動運転「おやすみサポート」にも新機能を追加。スマートウォッチなどの機器で取得した睡眠情報を、就寝中の室温変化やエアコンの運転状況とあわせてアプリ上で表示。睡眠状態と室温の関係を可視化して、就寝時の設定温度の見直しなど、睡眠時間帯の快適な室内環境づくりをサポートするという。
使う人のこれまでの操作結果を自動で反映する機能も装備。自動運転中の運転停止などの操作や、起床後に入力する就寝中の室温に対するユーザーの評価を踏まえ、自動運転を開始する室温や運転時の設定温度を調整する。
運転時間や電気代など使用状況をレポートする「My家電レポート」を新たに追加。積算運転時間に応じて適切なタイミングで手入れを促す通知を行なう。このデータは日々更新され、毎月の月初めに定期レポートとして報告。前月と当月の使用時間や電気代を視覚化して、計画的な利用を支援する。
MyMUアプリの新機能は霧ヶ峰の一部を除く機種に対応。「おやすみサポート」は9月中旬、「シーン」の呼び出し設定と「My 家電レポート」は10月中旬のアップデートで利用できる予定。
施工業者向けのメリットとしては、高さが業界最小サイズの室外機としており、モーター鉄心を開いてからコイルを巻く高密度巻き線技術により高効率化した「ポキポキモータ」や、強度を保ちつつ軽量化した「ボスレスファン」により実現した。
室内機のサイズは799×295mm(幅×高さ)、室外機は6畳向けMSZ-ZW22F1で550×800(+62)×285(+60)mm、29畳向けMSZ-ZW90F1Sは802×840(+62)×320(+56)mm。