藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム

汚さないための家事。ショーツ型ナプキンがあれば安心かも
2026年7月14日 09:04
実は、住まいの掃除や洗濯と「血液汚れ」は切り離せない。もちろん無関係でいられればそれに越したことはないのだけど。
例えば鼻血は子供でも大人でも突然起こる上、多くはコントロールしきれないので、時に住まいにちょっとした事故のようなダメージを与えてしまう。また一定の年齢層の女性が絡めば、経血による汚れにも向き合わざるを得ない。
血液汚れは簡単に落とせる種類の汚れではない。これに「洗濯」で対応できればましである。洗濯のできないものに付着した場合、「掃除」というアプローチでしか除去に挑めないケースもある。場所が悪いと「ちょっとどうしようかなこれ」と途方に暮れるような事態になることもある。
例えば比較的淡色の布製のオフィスチェアに、意図せずシミをつけてしまうようなこと。残念ながら、起こりうる。経験し打ちのめされたことのある女性も決して少なくないと思う。でもそんなの避けられるものなら避けたいし、予防できるものなら、誰だって予防したい。
だから「ショーツ型ナプキン」という位置付けの、このソフィ「おでかけ交換ショーツ」を初めて見たとき、筆者の脳裏には走馬灯のように過去のあれやこれやの惨事が巡り、「あのときこんなものが身近にあったなら」と遠くを見てしまった。
誰が考えたんだろう、ズボンやストッキングを身につけたまま、出先のお手洗いで着脱できる、このしくみ。限りなく紙オムツに近い形状ではあるが衣類の中で邪魔になるような厚さはない。
左右両脇にあるテープを開き、ミシン目に沿って一度破いてから再びテープを貼り付ける。この作業によってサイズを調節することができ、フィット感が増す。自ら装着してみてわかる。全く下着として違和感がないし、生理用ナプキンのような装着感もない。それでいて全方位的なホールドがなされている。
あるいは一枚で最長12時間分の吸収力を持つ、この商品は災害時のためにストックしておいてもいいだろう。こまめにトイレに行けない旅行時にも安心かもしれない。場合によっては体調が不安定な日にも心を落ち着かせてくれるだろう。既存の生理用ナプキンの文脈だけでは語れない存在価値がありそうだ。
そしてボチボチ「老い」を照準に入れつつある年代の筆者としては、「紙オムツ」の前段階として体験できる点も興味深い。実際に装着してみると、蒸れや痒みもなく、違和感はほとんどない。
筆者宅近くのドラッグストアでは試供品的な商品が安価で扱われていた。たとえ興味本位でも「備え」として、安心のための「選択肢」としても、一度体験しておく価値はある。
汚れてから対処することだけではなく、汚さないための工夫もまた「家事」なのだ。



