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発火しにくい準固体モバイルバッテリーが多数登場、MOTTERU
2026年9月10日 09:04
MOTTERUは、安全性能を大幅に高めた準固体バッテリー採用のモバイルバッテリー新製品を発表した。準固体バッテリー採用モデルのラインナップは、容量5,000mAhのMOT-MBSS5003、同10,000mAhのMOT-MBSS10003、同20,000mAhのMOT-MBSS20003で、市場想定価格は4,970円〜11,080円。
釘を刺しても発火しない準固体バッテリー
同社は準固体バッテリーを、安全性の不安を解消する新世代の技術だとする。既に準固体バッテリー採用製品を販売していたが、今回、そのラインナップを充実させた。
同社によれば、従来のバッテリーは内部の電解質が液体であるため、衝撃や破損の際に液漏れを起こしてショートや発火のリスクがあった。これに対し、準固体バッテリーは電解質を独自の粘土状に進化させているという。そのため、ショートや発火のリスクを抑えられる。
同社が実施したモバイルバッテリーの本体に釘を刺す試験では、従来のバッテリーが激しく発煙・発火した。一方で、準固体バッテリーは本体に釘を突き刺して貫通させても、発火や発煙は一切見られず「発火ゼロ」を実証したという。
さらに、動作温度範囲が-10〜60℃と非常に広い。真夏の車内にうっかり放置してしまっても発火を起こさず正常に動作し、冬の雪山でスマートフォンが急にシャットダウンする心配もないとする。
寿命の長さも大きな特徴で、従来のリチウムイオン電池がおよそ500回で寿命を迎えていたのに対し、準固体バッテリーは2,000回以上の充放電が可能となっている。寿命が従来比で約4倍に延びることで、買い替え頻度が劇的に下がり、将来的に排出されるバッテリーゴミの量そのものを4分の1に削減できるとする。
用途に合わせて選べる新製品ラインナップ
いずれのモデルも、バッテリー残量を1%刻みで直感的に把握できる液晶ディスプレイを搭載。さらに、表示される数字のカラーをバッテリー本体のニュアンスカラーとシンクロさせるなど、外観のビジュアルにもこだわっている。またストラップは、USB Type-Cケーブルが採用されている。
準固体バッテリー採用の容量5,000〜20,000mAhモデル
容量5,000mAhの「MOT-MBSS5003」は日常使いに最適な軽量モデル。ケーブル付きの準固体バッテリーとしては最小最軽量クラスとなる、重さ約106gを実現した。持ち運びに便利なストラップ型Type-Cケーブルが付属する。本体サイズは約55.5×72.5×19.5mm(幅×奥行き×高さ)。カラーはアーモンドミルク、ペールアイリスの2色を展開する。
容量10,000mAhの「MOT-MBSS10003」は、1日中安心して使えるスタンダードモデル。重さは約182gで、本体サイズは約56×74×33mm(幅×奥行き×高さ)。カラーはアーモンドミルク、スモーキーブラック、ペールアイリス、パウダーブルー、ラテグレージュの5色と豊富に用意されている。
「MOT-MBSS20003」は、容量20,000mAh。最大PD45W出力に対応し、ノートパソコンの充電も行なえる。出張や旅行、万が一の災害時のバックアップ電源に適している。重さは約329g、本体サイズは約70.4×99.5×32.7mm(幅×奥行き×高さ)。カラーはアーモンドミルク、スモーキーブラックの2色。
安全セルを新搭載して安全性を向上させたダイレクトモバイルバッテリー
スマートフォンに直接挿して使用できる、コンパクトなコネクタ直挿しタイプのモバイルバッテリーも発売。折りたたみ式コネクタを採用しており、ケーブルなしで手軽に持ち運べる。
準固体バッテリーではないが、セラミックコートセパレータと安全添加剤を採用した「安全セル(仮称)」と呼ばれる電池を搭載。熱による収縮を抑えて耐熱性を向上させるとともに、過充電などから保護し、膨張や発火リスクを低減する。
容量は4,500mAh、本体サイズは約36.8×79×26.2mm(幅×奥行き×高さ)。カラーはアーモンドミルク、ペールアイリス、ラテグレージュの3色。保存温度は-20〜45℃。
そのほかワイヤレス充電に対応する5,000mAhモデルも発表された(準固体バッテリー非搭載)。厚さは約7.2mmで重さが約111gのスリム設計で、スマートフォンの背面にピタッと貼り付けるだけでコードレスでスマートな充電が行なえる。なお、ワイヤレス充電の特性上、本モデルの動作温度範囲は0〜35℃となる。本体カラーは、グレーとシルバーの2色。
なおMOTTERUは、不要になったモバイルバッテリーを無償で回収してリサイクルする窓口を公式サイトで提供している。回収したバッテリーを確実に国内の処理施設へ回し、安全に分解・資源として再生活用するフローを構築した。プロセスの見えないブラックボックス化を排除し、今後もメーカーとしての社会的責任を果たしていくとしている。
また、防災への取り組みも強化しており、防災協定「つなぐ×かえるプロジェクト」に加盟。災害時には避難所へモバイルバッテリーやケーブルを迅速に提供する支援体制を整えている。

