藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
【花粉対策掃除グッズ】花粉がくっつくのを予防する「エレガード」
2018年3月12日 07:00
わが家では、目覚まし時計代わりにタイマーで朝のテレビニュースがつくようになっているのだけど、夢うつつに聞く花粉の飛散情報に、毎度起きるのが億劫になる。
それでも、さまざまな生活の工夫(洗濯物は絶対に屋外干しをしない、布団にはマメに掃除機をかける、ハイパワーな空気清浄機を稼働、早朝に換気、積極的な乳酸菌摂取、マスク装着などなど)が奏功してか、症状がピークだった頃に比べれば「死ぬほど辛い」状態ではなくなっている。でも気を抜けば再び、ああならないという保証はない。
なにせ腫れ上がる白目とまぶた、止まらない鼻水、痒い咽喉と耳の中、むかつき、腹痛、頭痛。滞る思考能力。もともと引きこもりがちなのに、ますます家の外に出て行きたくなくなる……。
ともあれ窓を開けドアを開けば、陽が昇り飛び立ち風に乗り、遥か遠くの山々からバンバン飛散してくる花粉たちを、100%避けるすべなど望むべくもない。
そして春先とはいえまだ十二分に肌寒い気候である。花粉はウールなどにつきやすく、ツルツルした衣類には付着しにくいというけれど、いま羽織っただけでバチバチと帯電すさまじいこのダウンジャケットのシャイニーな側生地が、あれらを呼び寄せていないハズもない!
と、確信するだけで反射的に鼻水がマスク内に満ちてくる……。そんな折、ほとんど祈るように、おまじないのように、私がいつも羽織る前の上着にふりかけているスプレーがこの「エレガード」だ。
一度、出先であまりのパチパチ具合に閉口しきって小さいスプレー缶を購入したあと、大きいものに買い換え使い継いでいる。
メーカー名 | ライオン |
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製品名 | エレガード 160ml |
価格(編集部調べ) | 500円 |
これは別に「花粉専用のなにがしか」ではないのだけれど、いかにも花粉がくっつきそうな上着やら、ニットキャップやら、足元から舞い上げそうなボトムスの裾らへん、バチバチいいまくるナイロンのバッグなどなどに、全体心持ちふんわりとスプレーするだけで、「うわー、私、いま絶賛帯電してます!」感が途切れる。優れものなのである。
聞けば、あのパチパチいう静電気は、空中を飛散しているノロウイルスやらインフルエンザウイルスやらをも引きつけるものらしい。静電気対策は花粉対策のみならず感染症対策にもなりうるのだと考えると、これは、なかなか深い。
そもそも、この商品の主成分「陽イオン系界面活性剤」は逆性石けんともいい、静電気防止効果のほか殺菌効果もある(すごい)。
花粉も静電気もウイルスもハッキリ目に見えるものではないだけに、「いろいろいっぺんに効果あり!」そうなこの「エレガード」のおまじないを、今日もせっせと施してから、万全の装備で屋外に出ている私なのである。