藤原千秋の使ってわかった! 便利家事アイテム
うんざりするマスクの臭いを撃退する「マスクスプレー」がオススメ
2018年2月8日 07:00
昨秋のことだが、「マスク禁止法」が施行されたという欧州のニュースに、遠い東の島国で慄いていた者がいた。私だ。
出物腫れ物所構わずという言葉は知っているが、真冬のインフルエンザ蔓延時に混んだ電車内などで、派手な咳やくしゃみをマスク無しで放つ人がいると、遠くにいてすら気が滅入ってくるものだ。
しかし他人はコントロールできないので自衛あるのみ。せめてものマスク着用にて、おのれの鼻咽喉粘膜の乾燥を抑え、自ら分泌する水分でもってウイルスの居座りを避けたいという構えでいる。
また顔の防寒という意味でも、特に湿度20%以下乾燥晴天強風寒冷時の外出にはマスクは欠かせない。加えて、その寒さ続く2月になるとボチボチ飛散の始まる花粉対策にもつなげたいという意図もある。
そんなこんなで冬から春にかけての私はマスク着用率100%といういでたちで生きている。禁止などされたらものすごく困るわけである。
さてマスクを愛用、着用していて何か不快なこと、お悩みがあるかといえば、それはマスク内に籠もる呼気による空気の澱みである。と、遠回しに言わず、はっきり言ってしまえば要は自分の吐いた息の臭さにゲンナリする……ことがある。自己嫌悪という言葉はこんなシチュエーションにしっくりくる。はぁぁ。
胃の調子が悪いか、歯磨きが甘かったか、ゆうべ飲みすぎたか、いろいろ理由はあろう。
花粉症の症状が盛り上がり、ついに嗅覚がおかしくなるところまでくればこの悩みはなくなるのだが(でも良いことではない)、嗅覚がある限り「むー」っとなってしまうこの不快。それを緩和する良品があるので今回、ご紹介したい。生活の木の「マスクスプレー」である。
メーカー名 | 生活の木 |
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製品名 | マスクスプレー |
価格(編集部調べ) | 1,296円 |
いつもの使い捨てマスクの、鼻のあたりに1、2プッシュして香りをつけ、顔に装着するとえも言われぬ爽快な香りが頭の中を駆け抜けていく。
マスクのもともとのにおい(紙っぽい、収納場所の環境にもよるが)も打ち消し、かつこちらの口から出てしまう呼気も気にならない。というか、ティートゥリー精油の成分か、このマスクをしていることで心なし鼻の通りも良くなるような気がするのもよい。
この「マスクスプレー」、周囲の臭いが気になる環境(混んだバス内など)でも奏功。タクシーの芳香剤などの臭いから車酔いを催すような場合にも気が紛れる。
じつは花粉の時期のみならず、私は年間通してこのスプレーを愛用してしまっている。花粉や、あらゆる外的な臭いに敏感な方には、ぜひ店頭で試用して香りとの相性を確かめてから、日常に取り入れてみてほしい。