2018年5月30日 06:00
みなさんは魚の缶詰といえば、最初に何を思い浮かべますか?
つい先日「サバ缶大逆転 ツナ缶を超え首位に売れすぎて悲鳴も!!」というニュースが話題になっていました。今年2月~3月あたりからつねに欠品が続いていたりするとのこと。ニュースを見ると、サバの栄養価が高いのはもちろんですが、ツナ缶の原材料となるマグロやカツオの不漁で高騰により値上がりしているのも、サバ缶人気の要因ともされているようです。
日本人なら誰でも知っている身近な大衆魚であるサバ。そんなサバが大好きすぎるサバファンの「全日本さば連合会(全さば連)」が監修する『サバが好き!旨すぎる国民的青魚のすべて』が発売中です。ちなみに、この全さば連は2013年に結成されて、日本各地のサバを東京で楽しむ「鯖ナイト」や、世界中のサバが大集合する「鯖サミット」など、かなり濃いイベントも開催しています。
そんな熱狂的なサバ好きが徹底的にサバを解剖した一冊です。名店に取材した究極の定番サバ料理から、全国のブランドサバ図鑑、絶品サバグルメを楽しめる“街”、漁業や文化まで、日本のサバに関するありとあらゆるものが詰め込まれています。著者は全日本さば連合会で広報担当“サバジェンヌ”として活動する池田 陽子氏。全さば連の活動を通じて培われてきた圧倒的な取材量と密度で、サバの魅力を紹介しています。
本書は、以下の5章で構成されています。旨いサバで一杯やりたい人はぜひチェックしてみてください。私はシメサバが大好きなので、4章で紹介されている会社の近所のさば銀 神田店に行ってみたいと思います。
【第1章 サバの基礎知識】
日本で食べられているサバはおもに3種。国民的青魚・サバの種類やサバの一生、漁業、栄養素など、まず知っておきたいサバの基本。
【第2章 日本のブランドサバ図鑑】
金華さば、関さばをはじめ、全国にきらめく有名ブランドサバの魅力、絶品グルメやお土産をご紹介。近年盛り上がりを見せる養殖サバや、これから要注目の産地のサバも詳しく掲載。
【第3章 5大サバグルメな街】
サバ好きにとっての桃源郷。「鯖街道」を有する福井をはじめ、福岡、島根、鳥取、静岡。熱すぎるサバグルメ豊富な街を徹底ガイド!
【第4章 定番サバグルメの世界】
名店に聞く「しめさば」「味噌煮」「塩焼き」“3大定番メニュー”の秘密と、鯖寿司・サバ缶・サバサンドのめくるめく世界。全国各地のさまざまな種類の鯖寿司から、全さば連おすすめのサバ缶5選、サバ缶をアレンジした食べ方なども。
【第5章 もっと知りたいサバの話】
ノルウェー、トルコ、スペイン、韓国……世界のサバ事情から、日本に根付く「サバ信仰」まで。サバニストなあなたに贈る、人々から愛され続けるサバの深い話。
『サバが好き!旨すぎる国民的青魚のすべて』
著者:池田陽子
監修:全日本さば連合会
価格:本体1500円(税別)
判型:A5判/128ページ
出版社:山と渓谷社
ISBN:978-4-635-45020-1
URL:http://www.yamakei.co.jp/products/2816450200.html