e-bike日々徒然

e-bikeサイクリングのために加入した「自転車向け保険 Bycle」がアップデートしてイイ感じ

e-bikeに乗るようになってから、自転車保険を見直しました。結果、現在加入しているのはau損保の「自転車向け保険 Bycle」です。月額340円からの保険料で加入できます。この保険に加入した理由は以前の記事の記事で書きましたが、「自転車のロードサービス」が付いているからというのが大きな理由です。

自転車のロードサービスとは、「故障などして自走不能になった自転車を無料で搬送してくれる」というサービス。たとえば自転車で移動中に走行不能になったとき、このロードサービスを要請すると、走行不能の自転車がある地点までクルマで救援に来てくれて、指定の場所まで自転車を搬送してくれます。e-bikeを含む電動アシスト自転車もこのサービスを受けられます。

なお、規約では「ただし、サービス利用者は、原則、ロードサービスカーには同乗できません」とあります。ので、ヒトは交通機関を使うなりして移動することになるのかもしれません。

実際にどんなケースで自転車のロードサービスが使えるかは公式ページに紹介されていますが、「電動アシスト自転車のバッテリー切れ」「タイヤのパンクやチェーン切れ」「夜間のライト電池切れ」「スポーク折れ」などに対応。えっ夜間のライト電池切れまで? ほとんどの自転車トラブルに対応してくれるようです。

そして「これなら筆者の要望にピッタリ!」と思って2年ほど前に加入した次第。なお、筆者が想定する「e-bikeサイクリング中に自転車ロードサービスが必要になる状況」として、以下写真のようなシチュエーションがあります。

筆者の場合、趣味や仕事でe-bikeに乗って山寄りの地域を走るケースが多いです。単独で走ることが多いので十分注意して走っていますが……もしこんな場所で走行不能になったら? e-bikeの電池切れや電気系統トラブル、あるいはチェーン切れなどがあったら、とても困る状況です
e-bikeだと峠など高所へのサイクリングも容易です。写真は東京都檜原村にある時坂峠(ときさかとうげ・とっさかとうげ)で、標高570mの場所。すぐ横には自動車も走れる林道のような道がありますが、ここでe-bikeが走行不能になったら? 下の町までは下りですが、下ることもできなかったら……やはり困ります
こちらは埼玉県比企郡の苅場坂峠(かばさかとうげ・かりばさかとうげ)。標高は818mでかなりの高所です。近くにはツーリングルートとして有名な奥武蔵グリーンラインがあります。ここでe-bikeが走行不能になると、とても困ります。こういった峠などの近くには自転車を修理可能なお店がないことが多いです
こちらは東京都西多摩郡にある奥多摩むかし道。生活道路ですが、ダートやアップダウンがあります。ここで自転車が故障したら……押し歩きできれば、数キロの距離に自転車屋さんはあります。でも、そうするのもまた苦行

サイクリング中に自転車が故障すると困りますよね。困るし、気分はサイテー。もちろん、必要最小限の工具などは携行していますが、e-bikeの場合はバッテリーやモーターなど電気系統の故障の可能性もあり、それに携帯工具で対処できるとは考えにくい。e-bikeでなくても、ドライブトレインの致命的な故障などだと普通はお手上げです。

e-bikeサイクリングのたび、うっすらと「走行中に故障して走れなくなったらホント困るだろうなあ」と考えていたので、自転車ロードサービスがあると知ってすぐに上記保険に加入したというわけです。でも、まだ一度も、そのロードサービスのお世話になったことはありませんが。

au損保の「自転車向け保険 Bycle」には専用アプリ「自転車の日」が用意されています。ロードサービスはこのアプリから容易に要請できます。自動的に現在位置をロードサービスに知らせることができ、要請後はロードサービス到着の待ち時間なども表示されるようです

このau損保「自転車向け保険 Bycle」の自転車ロードサービスが「より便利になるョ」という知らせが届きました。2022年8月24日から「ちょっとアップグレード」されたようです。

具体的には「ロードサービスを利用できる自宅からの距離」です。これまでは「走行不能となった場所が自宅から1kmを超えていればロードサービスを利用可能」となっていました。これが改められて「走行不能となった場所が自宅以外であればロードサービスを利用可能」となります(2022年8月24日の要請から)。

これまでの「自宅から1km」という制限、筆者の場合は「まあそのくらいかな」という気はしていました。ただ、e-bikeが完璧に走行不能となると「この非常に重い自転車のカタチをした荷物、どうすれば? 少しずつ担ぐの? 1kmも?」とは思います。

また、自宅から下り切って1kmの距離で自転車が走行不能になったら、これもたいへん。人力自転車でも「この急坂を自転車を運んで上るのか?」となるでしょう。e-bikeだとさらにさらにタイヘンです。

この「自宅から1km」という制限がなくなります。「自宅以外なら」ということで、たとえば自宅から数百mだったら、状況によってはロードサービスに頼れてとても助かることがあると思います。

あるいは、自宅前の道路で突然走行不能になってもロードサービスを要請できるようになります。でも、まあ、そのくらいの距離なら自転車を自宅へと運び戻しますよね。

ともあれ「自宅から1km」という、考えるほどにモヤモヤする制限がなくなった。「自転車向け保険 Bycle」をより気持ち良く利用できるようになって、満足度UPです。

スタパ齋藤