e-bike日々徒然

マツダの新しい「CX-5」でしまなみ海道までe-bikeをトランポしたい!!

2019年3月に行ったしまなみ海道

緊急事態宣言解除によって以前の日常が戻りつつあります。とはいえ、まだまだ油断禁物で感染防止対策は必要な日々ですが、密を避けた外出や旅が楽しめる幸せを噛みしめている人も多いでしょう。我々e-bike部もかなり自粛の日々を送ってきましたが、「どこに行こう?」と妄想を具現化するオンライン雑談を楽しんでいました。あそこに行きたい、もう一度行きたい、等々好き勝手な候補地が上がりましたが、「やっぱりしまなみ海道は走ってみたい」という意見が続出。

そういえば、2019年に緊急事態宣言が発令されるギリギリのタイミングにe-bikeで「しまなみ海道」を初体験したのでした。それから2年以上経ちましたが、あの感動と楽しさをもう一度……という気持ちになっていると、当時e-bikeをトランポしたマツダのSUV「CX-5」新しいモデル発表会のお誘いを受けました。結論から言ってしまうと、余計にしまなみ海道に行きたくなりました。もちろん別の場所でもいいのですが……とにかく素敵な場所に行きたくて仕方ありません。

多々羅しまなみ公園の「しあわせの鐘」。“また来れますように”と願いを込めて鐘を鳴らしておきました

e-bike×マツダ「CX-5」でサイクリストの聖地へ!! 初めてのしまなみ海道が最高に楽しかった件【前編】

e-bike×マツダ「CX-5」でサイクリストの聖地へ!! 初めてのしまなみ海道が最高に楽しかった件【後編】

ということで、マツダ「CX-5」新モデルを見てきました。いつもe-bikeのことばかり考えていて、数年前にクルマを手放してからはもっぱらレンタカー生活。こだわりもなし。しまなみ海道に行った際にお借りしたCX-5は、タフスポーツスタイルのディーゼルエンジン搭載車で、最新装備満載で乗り心地も良く非常に静かな走行音に驚かされましたが、新モデルの第一印象も「かっこいいー」「プレゼントしますと言われないかなー」というレベル。

前回同行した瀬戸は 「とにかくカッコイイ『魂動デザイン』もあって人気のマツダ車のなかでも、特に人気を集めているSUVモデル」 と語り(それ以外は長すぎて記事でも省略)、今回同行したCar Watch営業も猛烈なマツダファンで「マツダは”Be a driver”をテーマに、デザインやコックピット設計や走りなどすべての車種において共通のクルマ作りを……」と興奮して熱く長い説明を捲し立ててくるので、半分以上は頭に入ってきません。

新型「CX-5」(PRO-XROSS STYLEオプション装着車)

e-bikeやキャンプなどアウトドア派は「Field Journey」に注目

サイクリングしていると街中で「CX-5」をよく目にしますが、これまでに全世界で300万台以上販売されている人気モデルで、マツダグローバル販売台数の約3分の1を占めているそう。「多様化したライフスタイルにこたえる自己表現SUV」というコンセプトのもと、「デザインリフレッシュ」「ダイナミクス性能進化」「使いやすい荷室」が進化。今回は新たに「Exclusive Mode」「Field Journey」「Sports Appearance」というグレードが追加されました。

詳細はCar Watchの記事でご覧いただきたいのですが、e-bikeや自転車のトランポ、キャンプなどのアウトドア派が注目したいモデルが「Field Journey(フィールドジャーニー)」。

アウトドア派注目の「Field Journey」。発売開始は12月上旬。価格は2,678,500~4,075,500円

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「Field Journey」は、家族や仲間と日常生活もアクティブなアウトドアライフも楽しむために、都会と自然を自由に行き来するための特別仕様車だそう。SUVとは思えない走る楽しさ、AWD性能を最大限に活かした高い走破性、たっぷり積めて汚れも気にならない荷室。とにかくアウトドア派のためにこだわったモデル。実車を見ると伝わってくると思います。

専用外装のデザインは、大自然の逞しさや力強さに引けを取らないタフさを表現。カラーも造形の一部と考え、新たなカラー「ジルコンサンドメタリック」を追加しています。鋳型にも使われるジルコンサンドが持つ鉱物のきらめきを表現しており、日本で他社に先駆け鋳物に砂型を採用しているのだとか。

鋳型にも使われるジルコンサンドの砂型
ジルコンサンドとは、酸化ジルコニウムとシリカの化合物。低い熱膨張、高い熱伝導率などの特性によって、合金鋼やその他の高価な合金を鋳造する際によく使用されるそう

フロントフェイスの意匠も一新。線ではなく面で表現しており、網状の面的な表現から奥行きを感じさせる立体的なピースをフローティングさせて、先進性と力強さを見せる表現へと深化。

フロントグリルのアクセントには、最新のアウトドアスポーツギアを感じさせる視認性の高いライムグリーンを採用しています。そして、インテリアではシートステッチやエアコンルーバーにもライムグリーンを加飾。スエード調のシートは六角形のエンボス加工を施し、汚れにも強い素材で実用的な機能性とともにSUVらしいタフさも実現したそう。

線ではなく面で表現したフロントグリル。黒い樹脂パーツにアンダーガード風の表現を組み合わせたという(Field Journey PRO-XROSS STYLEオプション装着車)
視認性の高いライムグリーンのアクセントピースを採用
ライムグリーンのアクセントを随所に効かせたインテリア

アウトドアでの使い勝手も良さそう

SUVの機能性として重視される荷室の使い勝手も進化しています。アウトドアを楽しむ遊び道具もスッキリ積み込めるように、上下可動の前後2分割フロアボードを採用。表裏がリバーシブルになっており、防水加工をした面を表にしておけば、汚れた荷物を気兼ねなく積み込めるでしょう。

アウトドアでの使い勝手も進化

また、フラットな荷室はテールゲートの開口部の段差もなくなっており、荷物の出し入れがしやすそうな印象です。フロア下のサブトランクは水や傷にも強くなって、容量も大きくなっています。

後部座席を倒した状態。かなり広い
サブトランクも広くなっている
テールゲートの開口部の段差がなくなり、よりフラットな荷室に

しまなみ海道に行った際には現行の「CX-5」タフスポーツスタイルのディーゼルエンジンでしたが、e-bike2台とたくさんの荷物を収納できました。新型CX-5では床下のサブトランクスペースが拡大されているので、e-bikeやその他の荷物をうまく積み分けしながら、よりスペースを有効に活用できそうです。

現行モデルでのトランポイメージ。前輪を外す必要はありましたが、e-bikeや荷物を積めました

たっぷり荷物を積めるだけでなく、目的地までも快適に走れそうです。季節を問わずアウトドアを楽しむ人には嬉しい17インチホイールのオールシーズンタイヤが標準装備となっています。

そして、新たにオンロードからオフロードまでマツダらしい人馬一体感を高める「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT」(略称Mi-DRIVE)を採用。従来のドライブセレクションにおける「NORMAL」と「SPORT」に加え、新たに「OFF-ROAD」モードが設定されています。トラクション重視の特性で高い走破性が得られるため、未舗装路から深雪道などの悪路走行を含むアウトドア走行に最適なモードだそう。まるでe-MTBのアシストモードみたいで親近感を覚えます。

Field Journeyには17インチのオールシーズンタイヤが標準装着
新たに「OFF-ROAD」モードが設定された「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT」

e-bikeをトランポする際もクルマにこだわるべき!?

日頃はレンタカーの商用バンを利用していますが、目的は「e-bikeを運ぶこと」。人数と台数が多ければ、そのままズボッと車体を積み込める移動手段でしかありません。現地についてどんな楽しいサイクリングをしようかと、道中の乗り心地や楽しさは考えていません。「今回レンタルした○○は乗り心地イマイチでしたね」とか気軽に話していましたが、もしかしたらメンバーも「もっと乗り心地がいいとか楽しいクルマ」に乗りたいなーと思っていたかも。

でも、試乗はしていませんが「CX-5」のこだわりを聞いて、ソロか夫婦やカップルでe-bikeや自転車をトランポするには、クルマも重要だなとあらためて気付かされました。

クルマが快適ならトランポ中のドライブも、現地でのサイクリングもより楽しくなりますね。前回のしまなみ海道も「e-bikeで走りたい道」を下見しましたが、「今日はもうクルマでいいんじゃない?」となりました。サイクリングやアウトドアをもっと楽しむために、クルマを探している人はぜひチェックしてみてください。

トランポするクルマが快適ならこんな最高のe-bikeサイクリングがもっと楽しくなる!?
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