e-bike日々徒然

これからの季節、街乗りe-bikeに最適なドリンクホルダーとは!?

暑い夏に自転車に乗るなら、絶対に忘れてはいけないのが「水分補給」です。熱中症になります。それはe-bikeでも変わりません。自転車に乗っていると、走行中は風を受けているのであまり暑さを感じませんが、それなりの強度の運動をしているので、当然体は熱を持ち、信号待ちなどで停まると汗が吹き出ることになります。そのまま水分を補給しなければ熱中症へ一直線。喉の乾きを感じる前に、こまめな水分補給が大切です。

でも、e-bikeに乗るときに自転車専用のボトルを用意している人はどれだけいるでしょう? あらかじめ自分でボトルにドリンクを入れる必要があるので、正直なところ面倒ですし、そもそもe-bikeの場合はフレームにバッテリーが付いていて、ドリンクホルダーのマウントがない車種も少なくありません。

そんなとき、筆者が愛用しているのがハンドル(ステム)に付けるタイプのドリンクホルダーです。

ハンドルとステムに装着するドリンクホルダー。市販のペットボトルも、自転車専用のボトルも入れられます

筆者はかなり喉が渇きやすいタイプで、e-bikeで少し走っただけでも(暑い季節でなくても)すぐに水分が欲しくなります。自販機やコンビニでペットボトル飲料を購入することが多いですが、飲みかけのペットボトルって収納場所に困ることも多いはず。そんなとき、このタイプのドリンクホルダーは超便利なんです。

もともとバイクパッキング(自転車にキャンプ道具をくくり付けて旅するスタイル)用のアイテムですが、一度使ったら便利さに手放せなくなり、e-bikeに限らず自転車に乗るときは必ず持参しています。

ハンドルとステムにはベルクロで固定するだけなので着脱も超簡単

このタイプのドリンクホルダーの魅力は、ペットボトルでも自転車用ボトルでも、場合によっては缶飲料でも何でも入れておける点です。しかも、ハンドルの近くにあるので、信号待ちなどで素早く取り出して飲むことができます。フレームのマウント部に付けるタイプだと、慣れていないとボトルを外して飲むのもちょっと手間だったりしますが、ハンドルに付けるタイプなら慣れも何も必要ありません。

コンビニのカップコーヒーだって入れられます(段差を越えるときはこぼれることもあるので注意!)

着脱も簡単なので、1つ持っておけば複数の自転車を持っていても素早く付け替えることが可能。いろいろなe-bikeに乗ることが多い筆者の場合、これも非常にありがたいのです。フレームにマウントするタイプだと、いちいちネジを回して着脱しないといけないですから。

マウンテンバイクで山道を走るときにも付けて行きます

ボトルを入れておくだけなので、何かの拍子に飛び出してしまったりしそうですが、筆者はマウンテンバイクで山道を駆け回るときも、このスタイルでペットボトルを持って行きますが、これまで飛び出してしまったことはありません(転倒したとき以外)。ペットボトルの口が開いていたりすると、段差で中身が吹き出すことはあるので、その点だけ注意しましょう。

収納できるのは飲み物だけではないので、スマホやモバイルバッテリーなどを入れておいたり、行動食の包み紙をサイドのポケットに入れておけたりと、とにかく便利。そのわりに、自転車専門メディアなどで紹介されることは少ないのですが、だまされたと思って一度使ってみてください。筆者のように手放せなくなるはずです。

増谷茂樹

乗り物ライター 1975年生まれ。自転車・オートバイ・クルマなどタイヤが付いている乗り物なら何でも好きだが、自転車はどちらかというと土の上を走るのが好み。e-bikeという言葉が一般的になる前から電動アシスト自転車を取材してきたほか、電気自動車や電動オートバイについても追いかけている。