ビジネスべんり帖

ながら作業にぴったり! 耳を塞がないイヤホン「ambie」

ビジネスべんり帖は、ビジネスシーンで役立つ雑貨や文房具を紹介するコーナーです

 嫌いな仕事の1つにテープ起こしがある。インタビューや取材の様子をICレコーダーやスマートフォンで録音、それを後から聞き直して、文字に起こすという作業だ。編集者やライターの仕事をしている人なら一度はやったことがあるだろう。

 テープ起こしをしている最中はイヤホンをしているのだが、オフィスだと電話が鳴ったり、同僚に話しかけられたりと、中断しなければならないシーンも多い。そこで、導入したのが、耳を塞がずに音が聞ける“ながら“イヤホン、「ambie(アンビー)」だ。

「ambie(アンビー)」製品パッケージ
製品本体。一般的なイヤホンとは異なり、U字型のようなカタチをしている
製品名「ambie(アンビー)」
価格(編集部調べ)5,940円

 “ながら”ってどういうこと? と私も最初は不思議に思ったのだが、仕組みは簡単。耳の穴にイヤホンを挿しこむのではなく、イヤーカフのように、耳に引っ掛けるようにセットする。耳の穴に近い部分から音楽や音声が流れるので、しっかり聞こえる。

イヤーカフのように、耳に挟むようにして使う
後ろからみたところ

 便利なのが、自分では割と大きな音を出しているつもりなのに、周囲の人には聞こえにくい設計になっているということ。例えばオフィスでambieを使っていても、隣の同僚に音声が漏れることはなかった。人が密着する密閉空間の電車やバス、エレベーターなどでは音漏れが気になるかもしれないが、ある程度のスペースを保てる場所であれば、音漏れも気にならないだろう。

 実際使ってみると、音声をしっかり確認しながらも、電話や同僚の声もきちんと聞けるので便利。一方、高音など、一部聞き取りにくい音もあった。ただ、テープ起こしというのはちょっと特殊な使い方なので気になったが、音楽を聞く分にはそこまで気にならなかった。

 最近は周囲の音を一切シャットダウンする密閉タイプのヘッドホンも人気だが、街中やオフィスで使うには、やはり不向き。周囲の音も聞こえるambieなら、ウォーキングやトレーニングジムでの使用にも便利そうだ。今回紹介したホワイト以外にも、全6色を展開しており、ギフトにもオススメできる。

阿部 夏子

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