LED電球、どれを買う?
ユニティ「エクスレディア X17シリーズ」
■驚異的な明るさのLED電球「エクスレディア」が、さらに明るく進化
今春、“世界最高照度”を謳うユニティのLED電球「XLEDIA(エクスレディア) X15シリーズ」を紹介した。昼光色タイプの全光束は1,300lmと、100W型白熱電球に匹敵する明るさを備えたLED電球だったが、7月より、さらに明るくなった「X17シリーズ」が、新たにラインナップに加わった。
この新しいX17シリーズ、どれぐらい明るいかと言うと、昼光色タイプ「X17-CJ」の全光束は、なんと1,540lm。業界団体の「日本電球工業会」が規定する100W形白熱電球相当(1,520lm以上)を、確実に超えてしまったのだ。
一方の電球色タイプ「X17-WJ」でも1,200lmと、こちらも80W形白熱電球相当(1,160lm以上)と、X15シリーズの1,000lmを200lm上回った。これは、電球色のLED電球の中ではとびぬけて明るい数値だ。
ユニティ「XLEDIA(エクスレディア) X17-CJ」。全光束は1,540lmの昼光色相当。明るさは100W形白熱電球相当と、まさに“衝撃的”に明るいLED電球だ | こちらは電球色相当の「XLEDIA X17-WJ」こちらは1,200lmで、80W形白熱電球相当。これでもかなり明るい(※パッケージでは60W形と表示されていますが、正しくは80W形相当です) |
もともとはエクスレディアは業務用途向けのLED電球ではあるが、ソケットサイズは一般的な白熱電球と同じ、E26口金だ。通販での購入はもちろん、最近では都内のビックカメラや東急ハンズといった店舗でも扱うようになったため、直に手にとって購入できるようになった。
今回はこの“さらにパワーアップした”エクスレディアの明るさを実感し、一般家庭ではどのような使い方があるか、という点について探っていこう。
なお、本連載は白熱電球との交換がテーマなので、通常は白色系(昼光色・昼白色)の電球は取り上げていないが、今回はこの驚異的とも言える明るさを体感しておきたいため、例外的に取り上げる。比較する電球として、60W形白熱電球と電球形蛍光灯に加え、100W形、さらに参考として、一般的ではないものの150W形の白熱電球も用意した。
シリーズ名 | エクスレディア | |
タイプ名 | X17シリーズ | |
品番 | X17-CJ | X17-WJ |
定格消費電力 | 17W | 17W |
口金 | E26 | |
光色 | 昼光色相当 | 電球色相当 |
色温度 | 6,000K | 2,700K |
全光束 | 1,540lm | 1,200lm |
定格寿命 | 40,000時間 | |
調光器対応 | - | |
密閉器具対応 | - | |
サイズ | 132×70mm(高さ×直径) | |
重量 | 152g | 158g |
直販価格 | 9,980円 |
※※100W形白熱電球は日立の15%省電力タイプのソフトシリカ「LW100V85W」(1個パック105円で購入)を使用
※※※電球形蛍光灯は、2008 年の特集で 総合的に性能の高かった
パナソニックの 「パルックボール プレミアQ(クイック)」(1,390円で購入)を使用
なおエクスレディアのメーカーであるユニティは、日本の業界団体「日本電球工業会(JELMA)」に属していないが、2製品とも欧州(CE)や米国(FCC)の安全認定を取得している。
【基本スペック編】
■サイズ比較
サイズはどちらも実測で132×70mm(高さ×直径)と、コンパクト化が進むLED電球の中ではかなり大きめな印象だ。100W形白熱電球(109×60mm)よりも、ずいぶんと背が高くなってしまう。重量は昼光色が152g、電球色が158gで、LED電球の中では重いグループに入る。
さらにいえば、放熱フィンもかなり目立つ。最近のLED電球は、放熱部が“フィンレス”仕様で目立たなくなってきている流れの中で、ラジエーターのようなこの見た目は強烈だ。電球色タイプは、放熱部内の黄色い部分がさらに目立ってしまう。
60W白熱電球、エクスレディア、60W電球型蛍光灯
【エクスレディア:電球色(右から2番目)】 こちらは電球色。大きさは昼光色と同じだが、6g重くなり158gだった。ヒートシンクの内部が黄色で違いがわかりやすい。しかし、これが目についてしまうような器具には違和感があるだろう | 【エクスレディア:電球色(右から2番目)】 電球色を上から見たところ。大きさは昼光色と全く同じだが、こちらは内部のLEDチップが透けて、黄色く見えてしまう |
このように、全体的にかなり大きめのLED電球ではあるのだが、口金付近は60W形白熱電球とさほど変わらず、電球の形状を模しているので、電球の高さや直径に問題が無い器具ならば、さほど気にならないだろう。また、これよりもさらに重いLED電球を何度も扱ってきたが、それでも器具が傾くといった問題は起こらなかった。まだ範囲内と言える。
参考までに、一般家庭ではほとんど使われない大型の150W形白熱電球(155×75 mm)と比べてみたが、これよりはずいぶんと小さい。
■器具に取り付けたようす
60W形用の器具に取り付けてみると、大きめのLED電球ではあるのだが、グローブ部分や放熱部が器具からはみ出ることもなく、収まりは悪くない。もちろん白熱電球と見え方は違ってしまうが、器具とのバランスから見ても、これはこれで“アリ”だ。器具の高さが130mm以上、もしくは天井付近に取り付ける器具ならば、放熱部もさほど気にならないだろう。念のため、購入前には取り付ける器具の高さや深さ、取り付ける位置も確認しておきたい。
【白熱電球:60W形】 電球の端が少し覗いている程度の角度から撮影した | 【白熱電球:100W形】 高さは60W形より15mm高いが、それほど変わらない印象だ | 【電球形蛍光灯】 100W形白熱電球よりも背が高く、内側のらせん状の蛍光管が透けて見える |
【エクスレディア:昼光色】 かなり大きめだが、器具とのバランスは保たれている。樹脂カバーと放熱部のつなぎ目に若干の違和感を受けるが、器具をかなり覗き込まないかぎり、放熱部は見えてこない | 【エクスレディア:電球色】 見え方は昼光色と変わらない。器具に取り付けてしまうと、黄色い放熱部とLEDチップは、ほとんど気にならなかった |
■光の広がりかたと配光性
白熱電球のように拡散性が高いLED電球も出回り始めているが、X17シリーズは直下が特に明るくなる、スタンダードなLED電球だ。したがって、光は光源部から上方へ向けて、ほぼ球形に拡散する。口金付近や床面へは強く届かないが、白熱電球や蛍光灯よりも、斜め上方向など遠くまで力強く光が届く印象だ。昼光色も電球色も、同じような結果になった。
■明るさ(55cm直下の照度)
さて、いよいよ照度を測定する。さらに明るくなったというX17シリーズは、どれほどのものなのか!?
昼光色は、なんと1,864lx!! 100W形白熱電球の1,250lxを軽く超え、150W形白熱電球の1,880lxとほとんど変わらない明るさだった。まさしく”衝撃の明るさ”。「電球100W形相当」もその通りの、堂々たる明るさのLED電球だ。
電球色も「電球80W形相当」とはいいながら、直下照度は1,445lxで、こちらも計測した環境下では100W形白熱電球の明るさを軽く超えた。
【白熱電球:60W形 800lx】 | 【白熱電球:100W形 1,250lx】 | 【電球形蛍光灯 475Lx】 |
【白熱電球:150W形(参考) 1,880lx】 一般的ではないが、150W形白熱電球も計測した | 【白熱電球:200W形(参考) 2,020lx】 クリアタイプの200W形の白熱電球も市場に出回っているので、念のために計測した |
【エクスレディア・昼光色:X17-CJ 1,864lx】 昼光色は100W形白熱電球よりも大幅に明るい。しかも、150W形白熱電球に迫る明るさになった | 【エクスレディア・電球色:X17-WJ 1,445lx】 電球色も直下照度は100W形白熱電球を軽く超えた。本当に明るいLED電球だ |
ところで、今回紹介しているX17シリーズのほかに、調光ができる「X16シリーズ」、「X14シリーズ」も新たにラインアップに加わった。せっかくなので、この機会に紹介しておこう。
X16シリーズは昼光色「X16-CJ」が1,300lm、電球色「X16-WJ」が1,000lm。X14シリーズは、昼光色「X14-CJ」が1,100lm、電球色「X14-WJ」が820lmと、X17シリーズと比べれば明るさは落ちるものの、それでも普通のLED電球に比べればかなり明るい。実際に点灯しても、100W形白熱電球以上、もしくはそれに迫る明るさがあった。大きさ、形状はX17シリーズと全く同じで、重さもほぼ同じ(実測で158~160g)。調光も、調光器の動きに完全にリンクするので、調整もストレスなくできる。
【エクスレディア・昼光色:X14-CJ 最大1,290lx】 X14の昼光色も、100W形白熱電球を超える明るさだった。調光した最小の明るさは72lx | 【エクスレディア・電球色:X14-WJ 最大900lx】 X14の電球色は、60W形白熱電球を確実に超える明るさになる。調光した最小の明るさは45lx |
LED電球の明るさは日々進化し続けているが、エクスレディアのX17シリーズは、その中でもダントツの明るさを誇る。昼光色は150W形白熱電球とほぼ同じ、電球色でも100W形白熱電球を超える力強い明るさが得られた。一般家庭で使われる電球としては一番明るい100W形白熱電球と取替えても、明るさを我慢することはまったくないだろう。
【実使用編】
ここからはこれまでのレビューと同様に、実際の生活シーンに取り付けて、よりリアルな使用での実力を探って行く。また、とても明るいLED電球なので、高天井のエレベーターホールでも使ってみた。
密閉型器具に対応していないので、浴室や密閉型のインテリアライトでは使用していない。
■玄関
正直、玄関にはオーバースペックだ。昼光色も電球色も、天井の高さが2.3mの我が家の玄関では明るすぎた。天井が高く、広い玄関があるお住まいなら、1灯でも十分に明るい玄関が演出できるだろう。
【白熱電球:60W形】 床面まで光が届き、十分な明るさがある | 【白熱電球:100W形】 60W形よりずっと明るい玄関になる | 【電球形蛍光灯】 比較すると色が不自然に感じる。また、点灯して明るさが安定するまで時間がかかる |
【エクスレディア・昼光色】 昼光色はあまりにも明る過ぎて、玄関には不向きだ | 【エクスレディア・電球色】 電球色も我が家には明る過ぎた。広く天井の高い玄関ならばアリかもしれない |
■トイレ
トイレにも明るすぎて、昼光色・電球色とも、どちらも向いていない。40~60W形白熱電球の明るさがあれば十分で、しかも短時間しか過ごさないような場所に、高価なエクスレディアは不向きと言わざるをえないだろう。
なお、トイレは点滅頻度が高いため、点滅回数が寿命に影響する電球形蛍光灯の写真は割愛する。
【白熱電球:60W形】 明るく気持ちよく過ごせる | 【エクスレディア・昼光色】 狭い空間にはいくらなんでも明るすぎる。トイレには向かない | 【エクスレディア・電球色】 電球色もさすがに明るすぎる |
■リビングルーム
10畳程度のリビングルームに2灯使ってみたが、結果から先にいえば明る過ぎだ。なので今回に限り、60W形白熱電球が2灯に対して、エクスレディア1灯という組み合わせも試してみた。
透過タイプの器具に昼光色2灯は、さすがに明る過ぎる。だが、1灯だけの場合、60W形白熱電球2灯に負けない明るさ感が得られた。光色は涼しげな白色で、季節によってはリビングルームでの使用も十分に考えられる。
電球色も1灯で十分に明るい。拡散性に限りがあるLED電球なので、器具を通して壁面や天井面全体を明るくはできないが、テーブル面の明るさは60W形白熱電球2灯にも負けない印象だった。光色は赤みを抑えた自然な電球色で、くつろぎのリビングルームにとても向いている印象だ。
【白熱電球:60W形×2 透過タイプのシェード】 光が部屋全体に行き渡り、十分な明るさがある | 【電球形蛍光灯×2 透過タイプのシェード】 白熱電球のように上部、側面へも光が広がる。しかし、テーブルはLED電球よりも暗い印象で、色被り(余計な色が加わること)によりくすんで見える |
非透過タイプの器具の場合、昼光色2灯は全く必要なく、1灯でもシェード内部の反射光が加わり、テーブル面が明るすぎて落ち着かなかった。電球色なら、1灯で明るいビングルームが望める。光色も色の偏りが無く、雰囲気も良かった。
X17シリーズをリビング使用する場合、器具の高さや位置も考慮する必要がある。ただでさえLED電球は直視するには眩しいが、X17シリーズは特に眩しいからだ。
リビングルームでお勧めの使い方は、明るい間接光として、アッパーライトなどに使うことだ。天井面や壁面を照らすだけで、部屋全体が十分に明るくなるからだ。エクスレディアを「下地のあかり」として部屋全体を照らし、必要に応じて手元用のスタンドやインテリアライトと組み合わせれば、より印象的なくつろぎの空間が演出できるだろう。これはオススメだ。
【エクスレディア・昼光色1灯 間接光】 間接光として使ってみた例。1灯でも壁面や天井からの反射光で部屋全体が柔らかく、そして明るく照らされる。日中の補助光としても向いている | 【エクスレディア・電球色1灯 間接光】 自然な光色の電球色が、部屋全体に明るく、柔らかく包み込む。このあかりを下地とし、必要に応じたスタンドやインテリアライトと組み合わせれば、雰囲気あるリビングが演出できるだろう |
■高天井のエレベーターホール
高天井の空間にも取り付けてみたい。自宅にはそのような空間が無いため、とあるビルのエレベーターホールをお借りして撮影した。高さは2.8mだ。
これは、とても良い結果が得られた。特に昼光色は、100W形白熱電球、昼光色の100W形電球形蛍光灯よりもさらに明るく、光が地面全体にしっかりと拡散している。電球色も、100W形白熱電球よりも明るい印象で、床面の明るさは白熱電球を上回っていた。LED電球は光が遠くまで届くので、このような高天井に取り付ければ、より力を発揮するだろう。
一般家庭内でも、吹き抜け天井や階段の照明、雨の当たらない玄関周りの軒下などに十分活用できそうだ。1灯だけで白熱電球よりも明るいし、拡散性も十分にあるので、視認性がさらに高まることだろう。
■食事の風景
色合いが重視される食事のシーンでは、電球色の印象が特に良かった。食事は全ての食材が新鮮でおいしそうに見え、くすみもない。材質の違いによる食器の白色の微妙な違いもわかり、モスグリーンのランチョンマットの色の再現性もとても良かった。おおよそ欠点らしいものが感じられないのだ。平均演色評価数は公表されていないが、印象としてはかなり高いLED電球と言えるのではないだろうか。
一方の昼光色も、食べ物はおいしそうに見え、食器類やマットの微妙な色合いも再現されていた。気になった点としては、全体的に少し青みが強調される色合いになる点、またオレンジジュースやパンで黄色が強調されるのが少し気になったところか。
前回紹介したX15シリーズの演色性の高さにも驚いたが、X17シリーズはさらに良くなった印象を受け、正直、驚いてしまった。明るくなっただけでなく、演色性までもアップしているとは……照らされるものの色味が美しく見えるかどうかは、あかりを選ぶ上で重要な1つのポイントだが、X17シリーズはそれをクリアしていると言って良いだろう。
なお、調光対応のX16・X14シリーズの演色性については、X17シリーズ程ではないものの、これまでレビューしたLED全体の中でも上位グループに入る良さがあったことを付け加えておく。
■100W形白熱電球との交換で、元が取れるのは2年3カ月後
消費電力は昼光色、電球色ともに17Wだった(実測値)。省電力型の100W形白熱電球は85Wなので、取替えれば約1/5の節電ができる。一方、電球代の元を取る期間は、100W形白熱電球との取替えで約2年3カ月と、LED電球の中ではかなりのスパンを要する。時間がかかるのは、1個9,980円と、低価格化が進むLED電球の中で、非常に高価なのが一番の要因だろう。
とはいえ、X17シリーズの明るさは昼光色・電球色とも100W形白熱電球以上。しかも、明るさと演色性を全く損ねずに節電できるというだけでも、価値は大いにあるだろう。元を取った後も10年以上使い続けられるのは十分に魅力的だ。
一方、60W形・100W形の電球形蛍光灯との取替えは、LED電球の定格寿命40,000時間が過ぎても元は取れない。やはり電球代が高価なこと、消費電力が60W形より上、100W形とはさほど変わらないのが主な要因だ。急いで交換する必要性はないが、明るさ、演色性共に蛍光灯よりも上で、点滅回数に因る寿命の影響が無いのは大きな利点となる。特に、高所に取り付けても十分に明るいので、蛍光灯の寿命が来る頃に再度検討する余地は十分にあるだろう。
調光ができるX16シリーズの消費電力は最大で16W、X14シリーズは最大14Wだった。こちらは調光に応じて消費電力も変化するので、必要に応じて明るさをこまめに調節すれば、それだけでも節電につなげられる。
なお、一般的な需要は少ないかもしれないが、もし150W形白熱電球と交換する場合、消費電力は1/9、そして元を取るまで1年1カ月と、近年のLED電球並みに早く元が取れる。
【エクスレディア・昼光色 X14-CJ】 消費電力14W。発光効率は78.57lm/W | 【エクスレディア・電球色 X14-WJ】 消費電力14W。発光効率は58.57lm/W | X16、X14シリーズは調光器対応だ。どちらも光を一番絞り込んだ時、測定不能なほど電力が抑えられる(写真はX16-CJ/昼光色) |
使用光源 | 消費電力 (実測) | 1カ月 | 3カ月 | 半年 (6カ月) | 1年 | 1年1カ月 | 2年 | 2年 3カ月 | 3年 9カ月 | 4年 | 8年 | 13年8カ月 |
X17 昼光色 電球色 | 17W | 10,071円 | 10,253円 | 10,526円 | 11,071円 | 11,162円 | 12,163円 | 12,436円 | 14,073円 | 14,345円 | 18,711円 | 24,895円 |
白熱電球 60W | 56W | 370円 | 966円 | 1,932円 | 3,792円 | 4,161円 | 7,583円 | 8,549円 | 14,272円 | 15,166円 | 30,332円 | 51,817円 |
白熱電球 100W | 83W | 549円 | 1,438円 | 2,876円 | 5,648円 | 6,197円 | 11,295円 | 12,774円 | 21,257円 | 22,591円 | 45,181円 | 77,185円 |
白熱電球 150W | 152W | 1,887円 | 2,101円 | 2,422円 | 3,065円 | 12,005円 | 21,670円 | 24,467円 | 40,898円 | 43,339円 | 86,678円 | 148,075円 |
電球形蛍光灯 60W | 10W | 1,449円 | 1,554円 | 1,719円 | 2,047円 | 2,102円 | 2,704円 | 2,868円 | 3,854円 | 4,018円 | 8,036円 | 14,539円 |
電球形蛍光灯 100W | 20W | 1,887円 | 2,101円 | 2,422円 | 3,065円 | 3,172円 | 4,350円 | 4,671円 | 8,378円 | 8,699円 | 15,618円 | 24,679円 |
電球代を加算する (切れた電球代の購入費として)
※電気代は1kWh=22円で計算
■100W型と交換なら文句なし。1灯だけの間接光で部屋全体が照らせるのも良い
「エクスレディア X17シリーズ」の最大の特徴は、100W形白熱電球を軽く超える明るさを備えながらも、高い演色性が望めることだ。欠点として「高価」「大きい」「消費電力も高め」なども挙がるが、1灯の間接光だけでも一般的な広さの居室を明るく照らせるのは、それらを払拭するほどの魅力だ。さらに、40,000時間の長寿命はもちろん、正常使用で3年間の保証がある点は、大手家電メーカーのLED電球には無いもう1つの長所だろう。
お勧めの使い道としては、高所に取り付ける照明としてだ。明るい上に、1日8時間の使用でも、15年近く電球の交換が発生しないので、取替えるだけでメンテナンスがラクになる。店舗や施設だけでなく、一般家庭の吹き抜けのある空間や階段へは特にお勧めだ。
もう1つ、個人的に気に入った使い方は、間接光としてダイニングキッチン全体のあかりに使うことだ。高演色タイプの照明と組み合わせても、演色性、光色ともに統一感が得られる。また、天井や壁面からの明るい反射光は、台所全体をやさしく包み、雑然としたキッチンを落ち着いた雰囲気にしてくれる。しかも、合計たったの22Wの消費電力だけで、食事のシーンに適した、落ち着いた雰囲気あるダイニングキッチンが演出できてしまうのだ。
エクスレディアの消費電力1Wあたりの発光効率は、昼光色が90.59lm/W、電球色は70.59lm/Wと、白熱電球とは比べものにならないほど効率が高い。電球による発熱も、白熱電球よりも格段に低いので、冷房の妨げにならないという隠れたメリットもある。
どちらも100W形白熱電球の取替えられる筆頭のLED電球として、一般家庭へもお勧めしたい。
ユニティ「XLEDIA(エクスレディア) X17シリーズ」はこんなLED電球
-共通する特徴-
・演色性が高く、色味が重要な食卓にもOK
・3年保証付き。正規の使用で保証期間内に故障なら無償で交換できる
・白熱電球と交換した場合、元が取れるのは100W形なら2年3カ月、150W形なら1年1カ月
(1日8時間使用の場合)
・150W形白熱電球とほぼ同じ明るさが得られる。明るさと活気が求められるシーンに
・市販のLED電球の中では特に明るいので、階段や高天井の取り付けにおすすめ
- 電球色 X17-WJ -
・100W形白熱電球を軽く超える明るさがある
・演色性が高く、電球らしい自然な光色。食事のシーン、くつろぎのシーンに特にお勧め
・間接光として全体照明に使うのも可能
2011年7月6日 00:00