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他社製もOK! 三菱のエアコンクリーニングで猛暑に備える

そろそろ夏本番ですね。みなさん、エアコンのクリーニングしてますか?

我が家は5歳の息子と小学校3年の娘がいる4人家族なのですが、父である筆者が北海道出身というのもあって暑さには滅法弱いのです。熱中症にならないように夏は早めに冷房を稼働し始めているのですが、本格的に暑くなる前に毎年6月頃に専門業者の方にエアコンのクリーニングをお願いしています。

エアコンのクリーニングをするとエアコンの働きがよくなるので節電効果があったり、カビや雑菌を抑えて清潔に使うことができたりします。アレルギーがある場合も効果があるとのことで、ハウスダストと花粉症の症状を持っている我が家では、年に1回を目安にエアコンのクリーニングをしてもらっています。

今回は三菱電機の 「くらし×おトク+サイト」という、暮らしにおける困りごとを解決するというサービスの中で提供されている「家電メーカーだからできる、エアコンに優しいクリーニング」を利用したので、体験レポートをお届けしたいと思います。

「くらし×おトク+サイト」は三菱電機が2月から開始したもので、家電の知識を持った作業員の方が隅々まで対応してくれます。三菱電機以外の国内全メーカーの家庭用壁掛けエアコンが対象なのも嬉しいポイントですね(一部機種を除く)。

三菱電機「くらし×おトク+サイト」

エアコンクリーニングサービスを提供しています

申し込みはシンプルで、くらし×おトク+サイトに会員登録し、必要情報を入力してから、掃除してもらうエアコンのタイプを3パターンから選択。

・お掃除機能なし
・お掃除機能あり(三菱電機製)
・お掃除機能あり(三菱電機以外のメーカー)

選択後、空き状況から作業日時を選ぶと、その場で予約が確定します。今回お願いしたのは、リビングで活躍してくれているダイキンの2013年製のエアコン。三菱電機以外の製品でも作業可能なのはちょっと意外でした。作業時間の目安は約2時間で、料金は25,300円です。

三菱電機製か、お掃除機能があるかなどで作業時間や料金が変わります

ここ最近、我が家のダイキンのエアコンはちょっと動作音が気になったり、ルーバー(風向きを変える羽根)の動きがあやしかったりと、調子が悪くなっている気がするのですが一体どうなりますでしょうか。

クリーニング当日は作業員の方から作業開始前にしっかりと説明を受けます。「くらし×おトク+サイト」のクリーニングは、作業前から丁寧に確認をしてくれるので安心感がありました。

エアコンクリーニングの流れ

・エアコン本体の故障や破損がないか確認
・エアコンの吸込温度・吹出温度を計測
・施工前に写真撮影
・エアコン本体・周辺の養生
・パーツの取り外し
・エアコン本体の洗浄
・パーツの洗浄
・パーツの取り付け
・エアコンの吸込温度・吹出温度を計測
・施工後に写真撮影

パーツ洗浄のため、風呂場を空けておく必要があるので事前に片付けておくとよいかと思います。

クリーニングの間は立ち会う必要はないのですが、今回はレポートをお届けしたいのでじっくりと作業の様子を見させてもらいました。

衝撃の報告「お掃除フィルターが動いていない」

事前のチェックをしてもらってから、家具の保護のために養生され作業するエリアにはブルーシートが敷かれます。

周辺を養生します

パーツを外し、各所をチェックしてもらいます。素人の私からすると電子部品が複雑に設置されているので、専門的がテキパキと解体と養生を進めていく様子は圧巻です。

そうこうしていると「お使いのエアコンはお掃除機能付きの機種ですが、どうやらお掃除フィルターが動いていないようですね」と衝撃の報告が。

なんと目詰まりしたフィルターでこの1年くらい頑張ってくれていたことが判明して驚きました……。フィルターにホコリが積もりすぎて完全に灰色になっているのがわかります。

フィルターにホコリが積もって完全に灰色

パーツの取り外しが終わったら、クリーニング前に室内機内部の写真を残してもらいます。

電子部品に水がかからないようにエアコン本体にも養生され、洗浄液などが下に落ちるように準備完了です。

内部の写真撮影
エアコン本体も養生。洗浄液が下に落ちるようになっています

汚れを浮かせるために洗浄液を全体的にスプレーしていきます。フィルターに汚れが積もっていたので、上部の熱交換器(フィン)はキレイなものです。

ちなみにこの洗浄液は、三菱電機と洗浄剤メーカーが検証を重ねて独自に開発したもの。エアコンの性能・パーツへの影響が少なく、環境への負荷も少ない独自配合になっているそうです。すごい。

汚れを浮かせるために、洗浄液をスプレー

洗浄液の浸透を待つ間は、風呂場で高圧洗浄の準備。ちなみにクリーニングで必要となるお水や電気は、現場(つまり各ご家庭)のものを使います。

洗浄液の浸透を待つ間は、風呂場で高圧洗浄の準備

しっかりと汚れが浮き上がったところを高圧洗浄で洗い流していきます。自宅にあるホースなどでは実現できないこの圧倒的なパワー!

吹き飛ばした汚れを含んだ水は全てポリタンクへ流れ込んでいきます。

お掃除機能が動いていない影響でフィルターに汚れが積もっていたのもあり、内部の汚水はわりとキレイなほうです。ちなみにこの汚水は全て持ち帰って処理してくれます。

浮き上がった汚れを高圧洗浄で洗い流し
汚水はポリタンクへ流れ込みます
汚水は持ち帰って処理してくれます

取り外したパーツは風呂場でピッカピカに洗浄。

洗浄したパーツの水気を切って、取り付けられるのを待ちます。全てのパーツが美しく、特にフィルターがこんなにキレイになるなんて嬉しすぎます。ホコリが積もっていた作業開始前と雲泥の違いです。

取り外したパーツを風呂場で洗浄
洗浄後のパーツ。キレイになりました

洗浄を終え、全てのパーツを取り付けてから電源をONにして吸込温度・吹出温度を計測。クリーニング後の動作に問題がないことを確認して作業終了です。
外も中もピッカピカになって、今年の夏も大活躍してくれそうな雰囲気が漂っております!

お掃除フィルターはメーカー修理へ

作業終了後、お掃除機能がやはり故障していることや、ルーバーが正しく動作するために必要なパーツが壊れていることを教えてもらったのですぐにメーカーへ修理依頼をしました。

作業員の方からは「本格シーズンを前に久しぶりにエアコンをつけたらどこかが壊れてるというのはわりとあるので、事前チェックをオススメします」と教えていただきました。シーズン前に一度電源をつけて一通りの動作確認をしたほうがいいですね、勉強になりました。

といったところで「くらし×おトク+サイト」エアコンのクリーニング体験レポートでした。エアコンのクリーニングでは、以下の3点が大事なんだとあらためて感じました。

・汚れを浮かせる
・洗い流す
・しっかり水気を切る

市販品で「エアコン洗浄スプレー」という商品がありますが、製品や使い方によっては汚れを浮かせるだけでその汚れを最後に洗い流せていないようで、残ったままの水気がカビを増やす原因にもなっているようです。

しっかりとしたクリーニングをすることで節電やアレルギー対策に効果があるようなので、年に一度を目安に今後も専門業者さんに依頼しようと思います。

櫛井 優介

1979年1月デビュー。シャイな奥さんと2013年の春に生まれた娘&2016年の秋に生まれた息子を溺愛し、お寿司が大好きなおじさんです。インターネットでは 941 と名乗っていることが多く、色んな会社に行ったりするブログ書いてます。櫛井だから941。
普段はLINE株式会社でエヴァンジェリスト / 技術広報。会社では技術系イベントの企画や運営などを担当してます。コラムは週末に書き溜めてるので微妙に時期がズレたりします。

Twitter:@941
ブログ:http://blog.kushii.net