トピック
ロボット掃除のコストと手間を徹底削減! エコバックスのDEEBOT X11は隅までキレイに【IFA 2025】
- 提供:
- エコバックス
2025年9月22日 09:00
ドイツ・ベルリンで9月5日~9日(現地時間)に開催された「IFA 2025」において、エコバックス(ECOVACS)からロボット掃除機の新たなフラッグシップモデル「DEEBOT X11 OmniCyclone」が披露されました。
「ロボット掃除機を使う人のこれまでの不満を徹底して解決するために開発した」という新モデルは、いったいどんな特徴を持つのでしょうか? そのほかにも、窓拭きロボット新製品「WINBOT W2S」なども展示されて注目されていたブースの模様をレポートします。
日本でもエコバックスのユーザーが拡大中
家電とテクノロジーの世界最大級イベントであるIFAは、毎年世界中の生活家電のメーカーが集まる「グローバルなホームアプライアンスのショー」でもあります。エコバックスが出展するメッセ・ベルリン会場のホール9には多くの生活家電メーカーが軒を連ねていましたが、その中でもエコバックスのブースは最大規模のサイズ感でした。
お掃除とエコ性能が向上したロボット掃除機「X11」
エコバックスはIFAでX11シリーズの2つの新製品を発表していますが、その中から日本でも9月5日より先行予約受付を開始したフラッグシップモデル「DEEBOT X11 OmniCyclone」をピックアップします。
X11は床の吸引に加え水拭きもできるロボット掃除機です。ゴミ捨てに紙パックスタイルのダストバッグが不要なダストケースを採用する、サイクロン方式のOmniCycloneステーションがセットになっています。日本での直販価格は229,900円。
ロボット掃除機は18L/秒のエアフローと最大19,500Paの吸引力により、床に落ちているゴミを徹底吸引する「BLASTソリューション」を採用。カーペットの細かなホコリ、毛髪の除去能力が向上しています。部屋の隅や、家具の足もとなども強化された「TruEdge 3.0エッジクリーニングテクノロジー」によりサイドブラシでゴミをキャッチ。水拭きはエアクッション敷きのローラーを、片側に1.5cm長く伸ばして拭ききります。掃除範囲が拡大したこともX11シリーズの特徴です。
新しいフラグシップモデルを開発するために、エコバックスはロボット掃除機の課題を徹底的に洗い直して、使う人の不満が残る部分を解決してきたそうです。
例えば電源については、本体に6,400mAhの大容量バッテリーを備えています。多くのロボット掃除機は複数の部屋を掃除する場合、本体のバッテリーが尽きそうになると、その前に充電ステーションに戻ってチャージを繰り返す必要があります。「バッテリーを充電するために、掃除が中途半端な状態になってしまうことがストレス」というユーザーの声を聞いて、エコバックスはX11シリーズで、稼働時に消費する電力を自動で最適化するアルゴリズムを作り直しています。
加えて、PowerBoostテクノロジーにより3分間の充電でバッテリーを6%回復させることで、掃除が中断する時間そのものが短くなります。こうした電源周りの機能強化によって、300m2までの連続使用もカバーするとのこと。ブースにはIFAの展示が始まってから、X11を連続駆動させている時間を表示しながら紹介していました。
別のデモンストレーションでは、最大4cmまでの段差を2段階で乗り越えられる「TruePassアダプティブ4WD乗り越え機能」も紹介していました。乗り越えることが難しい障害物にぶつかると、ロボットの底面にあるクライミングクローを開いて段差を登坂する、メカニカルに進化を遂げた新しい機能です。段差が多めな日本の家屋にX11を導入した際にも、真価を発揮してくれそうです。
OmniCycloneステーションは専用の紙パックを必要としません。エコバックスには同じく紙パックが不要なPureCycloneテクノロジーを搭載するステーションがセットになったDEEBOT N20 PRO PLUSというロボット掃除機もあります。吸引力はフラグシップのX11のOmniCycloneステーションの方が高く、強力な吸引力が落ちないようになっています。
掃除後に毎回ゴミ捨てしなくて済むという手間の少なさに加えて、ステーションのダストケースにたまったゴミ捨てもワンタッチで簡単。部屋の清潔さをラクに保てます。
エコバックスが紙パック不要なドッキングステーションを開発する理由は「ユーザーが掃除のために必要なコストを節約することに貢献したいから」だといいます。紙パックを使わないことが環境負荷の軽減にもつながるため、ドイツなど欧州のサステナビリティに強い関心を持つ一般消費者からも、このドッキングステーションの新技術が高く評価されているそうです。
エコバックスには、日本でもWeb直販やAmazonの公式ストアを通じて展開しているティネコ(TINECO)というサブブランドがあります。ティネコブランドからは、水拭き掃除できるスティック型のフロアクリーナー「FLOOR ONE S9 Artist」や「FLOOR ONE S9 Scientist」などの新製品を発表。
FLOOR ONE S9 Artistは、掃除後のモップ自動洗浄ステーションも備えたユニークなモデルで、高温スチームによりモップを清潔に保ち、洗浄するための水の入れ替えが7日間不要というメンテナンスの手間が少ない点や、90分使える大容量バッテリーなども魅力となっています。
ヨーロッパでも窓拭きロボットWINBOTが好調
エコバックスがIFAで発表したもう一つの新製品が窓拭きロボットWINBOTの「W2S」シリーズです。本機は日本への導入は未定の商品です。窓のすみずみまで拭き掃除ができる「TruEdgeテクノロジー」が改良されています。
日本ではWINBOTを花粉対策用の窓拭きロボットとして愛用する人が多くいます。Ecovacs Robotics社のAPJ Head of Marketing を務めるFiona Taoさんによると、ドイツなどヨーロッパではWINBOTのユーザーが窓拭きのほかにもバスルームの掃除や大きな鏡の掃除にも使っているそうです。WINBOTは設置した壁面に小さな凹凸があっても乗り越えながら拭き掃除ができます。万一の落下による破損や故障を防止するための安全ワイヤーもあります。
W2Sシリーズにも壁コンセント不要で使えるように、電源を内蔵する持ち運び可能な多機能ステーションをセットにしたモデルがあります。ただ、もちろん多機能ステーションがなくても延長ケーブル等で本体に電源を供給できれば同じ使い方ができることから、「日本市場では収納性にもすぐれる本体のみのパッケージが売れている」とのこと。W2Sシリーズの日本上陸にも要注目です。
「様々な進化を遂げたDEEBOT X11シリーズから、私たちはまだロボット掃除機にはいくつもの残された技術革新があることを一番強く伝えたかった」とエコバックスのTaoさんは語っています。ただ、その進化はメーカー側が消費者に対して一方的に提供するだけでは不十分といえます。
同社が大切にするものづくりについては「技術革新が本当に使う人の不満に応えて、生活習慣や生活のリズムに寄り添うものであることが大切です。エコバックスは常に消費者第一の目線で、製品やサービスを開発することを大事にしています。モバイルアプリを通じてユーザーアンケートを募ったり、販売店から寄せられる声にも耳を傾けながら、本当に必要なものをユーザーに届けられるところにエコバックスの強みがあります」と説明。その姿勢が実際の製品となって、今回のIFAで披露される形となりました。
(提供:エコバックス)















