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エコバックス新ロボット掃除機、何がすごいのか体験 全自動でラクなのに清潔

エコバックスのロボット掃除機フラッグシップモデル「DEEBOT X8 PRO OMNI」

エコバックスジャパン(ECOVACS)が2月28日に発売した、ロボット掃除機のフラッグシップモデル「DEEBOT X8 PRO OMNI」と、薄型ロボット掃除機「DEEBOT T50 PRO OMNI」(3月14日発売)、コンパクトな窓拭きロボット掃除機「WINBOT MINI」(2月28日発売)。それら最新モデルを体験できるイベントが、3月15日と16日に二子玉川 蔦屋家電で開催されていたため、さっそく実機をチェックしてきた。

ロボット掃除機「DEEBOT T50 PRO OMNI」
窓拭きロボット掃除機「WINBOT MINI」

水拭きモップを温水と熱風で全自動クリーニング。さらに洗剤まで自動補充

フラッグシップモデルの「DEEBOT X8 PRO OMNI」は、18,000Paの超パワフルな吸引力を備えたうえ、水拭き機能も備えたロボット掃除機。吸引と水拭きが同時に可能なほか、吸引のみ、または吸引清掃後に水拭き清掃を行なうよう設定もできる。価格は199,800円。

フラッグシップモデルの「DEEBOT X8 PRO OMNI」

注目したいのは、清掃後に充電ステーションへ戻ると、水拭き時に使った内蔵モップを最高75℃のお湯で洗い、乾燥まで行なえること。梅田永智 代表取締役社長は、水拭きできるだけでなく、モップを温水で洗い乾燥させるまでを全自動で行なえる点は、業界トップレベルだと説明する。

充電ステーションの内部には、吸引したゴミを集めるダストボックスのほか、モップを洗うための水や洗浄液のタンクが搭載されている
充電ステーション上部に配置されたタンク

「エコバックスは、ロボット掃除機の専業メーカーとして1998年に創業し、今年で27年になります。2022年には、水拭き用のモップを全自動でクリーニングする機能を、他ブランドに先駆けて搭載しました。これまでアップデートを続けてきて、最新モデルでは洗浄液タンクを備えました。洗浄時に自動で必要な量の洗浄液が投入されるため、より使いやすくなったのです」(梅田社長)

代表取締役社長の梅田永智さん
洗浄液タンクを搭載。洗浄時に自動で必要な量の洗浄液が投入される
※専用洗浄液は別売

水拭きができるロボット掃除機は、今では少なくない。だがユーザーからすると、水を扱う機器は清潔さを保てるのかが大きな心配ごと。そんななか、同機は最高75℃の温水でモップを洗浄。それだけでなく最高63℃の熱風で、モップを素早く乾燥してくれるため、イヤなニオイへの対策になる。

水拭きするのは回転する細長い「OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム」。1分間に200回転するローラーが床に付着した汚れをしっかり拭き取る。ローラーは接触面積が小さく、より集中した圧力で高い洗浄力を持つとのこと。ローラーから汚れた水を掻き取った後、16個のノズルから出たキレイな水で、モップの清潔さを維持。拭き掃除によって汚れがかえって広がってしまう問題も防げるわけだ。

「フローリングの床を素足で歩く日本人は、床を水拭きすると気持ちがいいですよね。でも、床を毎日雑巾がけするのは大変です。当社のロボット掃除機は、それを自動で隅々まで行ないますし、水拭きしたあとのモップ自体のメンテナンスも全自動で完了します。手間なく気持ちのいい状態を保てるんです」(梅田社長)

充電ステーションは、モップを水洗いして乾燥してくれるほか、吸引したゴミも集めてくれる。人によるメンテナンスが最大150日間も不要で清潔な状態を保つという。

「DEEBOT X8 PRO OMNI」が、実際に清掃しているところもチェックしてきた。特に驚いたのが、壁際を掃除する時に、サイドブラシが自動的に伸び、水拭き用のローラーモップの位置がスライドすること。これらが伸びることで、壁や障害物の際のゴミまでしっかりと集めつつ、水拭きしていた。

「DEEBOT X8 PRO OMNI」の本体底部
サイドブラシが自動的に伸び、壁際のゴミまでしっかりと集めていた
サイドブラシが手を伸ばすように、外側へ張り出してゴミを集めるため、特に壁の角に溜まりやすいゴミまで集めていた
水拭き用のローラーモップは、本体の外側へスライドする
ローラーモップが本体の外側へスライドし、壁際まで水拭きしていた

ブラシには「トリプルV字型構造」を採用。同構造により、毛髪などを吸引した時に、絡まらないようブラシの中央部に集めていく。さらに、吸い込んだ先の内部には、櫛型のパーツを配置し、細長い毛の向きを整えることで、絡むことなくダストボックスへ導く。

「トリプルV字型構造」を採用したブラシ
内部に配置された櫛型のパーツで、吸い込まれていく髪の向きを整えて、ブラシに絡まらないようにする

高さわずか8.1cmでタンスやベッドの下もスイスイ掃除

「DEEBOT T50 PRO OMNI」は、吸引と水拭き清掃に対応しつつ、本体の高さを8.1cmに抑えた、薄型設計のロボット掃除機。価格は159,800円。

薄型設計の「DEEBOT T50 PRO OMNI」

「吸引力は15,000Paと強力ですし、内蔵カメラによる障害物の検知などは、フラッグシップモデルとほぼ同じ高い性能を備えています。タンスやベッドなどの下まで、しっかりと掃除されたいという方は、こちらをおすすめします」(梅田社長)

フラッグシップモデルとの大きな違いは、水拭きがローラーではなく、2つの円形モップを使っていること。水拭き時には、モップが回転することで床を掃除する。もちろん掃除が終わって充電ステーションに帰還すれば、モップを温水で洗浄して温風で乾かすまで、自動で行なってくれる安心の仕様だ。

充電ステーションの内部はフラッグシップモデルとほとんど同じ
2つの円形の水拭き用モップを搭載する
本体の高さは8.1cm
低いソファの下にも潜り込んで掃除していた

コンパクト設計で取り回し抜群で窓掃除が劇的にラクに!

そしてもう一つ見られたのが、窓拭きロボット掃除機「WINBOT MINI」。価格は39,800円。

窓拭きロボット掃除機「WINBOT MINI」

本体の軽さについて、既に数字では知っていたが、実際に手で持ってみると、そのコンパクトさに驚いた。本体サイズは215×215×55mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1.3kgで、サッと持ち上げてすぐに使い始められる。

「以前から、もっと小さくしてほしいという要望があったため開発しました。欧米と比べて窓の大きさが小さい、日本の住居にも適したモデルです」(梅田社長)

使い方は想像以上に簡単だった。電源ケーブルをACコンセントに差し込み、本体の電源を入れてガラスにくっつけるだけで掃除が始まる。本体が空気を吸い込み、本体底部とガラス面の間を真空にすることで張り付く仕組みだ。

掃除を始める時はもちろん、一度中断して別の窓を拭きたい時も、とてもスムーズに再開できた。万が一、本体が落ちてしまっても大丈夫なように、安全ロープも付属しているため、窓の内側だけでなく手では拭きづらい外側の掃除にも使える。

本体は約1.3kgと軽量で、サッと持ち上げてガラスに貼り付ければ使い始められた
本体の電源を入れてガラスにくっつけるだけで掃除が始まった

今までは「窓拭きロボット掃除機を使うほど、うちは豪邸ではないからなぁ」と思っていたけれど、これだけリーズナブルで使い勝手が良ければ、導入したいと考えるユーザーも多いはず。店舗や事務所など、より大きな窓がある場所であればなおさらだろう。

定期的に洗浄液が噴射される

「窓拭き用も含めてロボット掃除機を使えば、掃除の手間を省きつつきれいな空間で過ごすことができます。今まで掃除に使っていた時間を、趣味の時間として使うこともできますよ」(梅田社長)

何かと忙しい時期も、手間なく清潔に使い続けられるのが魅力の水拭き機能を持つ、エコバックスのロボット掃除機。春から新生活という人も、スムーズに始められそうだ。家の掃除をもっとラクなものへ改善したい人も、検討してみてほしい。

(提供:エコバックス)