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BLUETTI、大出力ポータブル電源や蓄電システムをCESで披露
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- BLUETTI
2025年1月21日 09:00
BLUETTI(ブルーティ)は1月8日、アメリカ・ラスベガスで開催された電子機器見本市「CES 2025」において、ブランドリファインイベントを実施した。同イベントで、同社が今後も業界をリードし続けると宣言。同時に、ポータブル電源および蓄電システムの新シリーズ「Apex」のほか「Elite」や「Energy Pro」を発表した。
アウトドアや電力の自給自足に 3つの新シリーズ展開
発表された新シリーズ「Apex」、「Elite」、「Energy Pro」は、BLUETTIの第3世代に位置づけられる製品。同社は、これら新シリーズによりポータブル電源および蓄電システムの新たな基軸を確立し、多様な消費者ニーズに対応すべく、より良いサービスの提供を目指すとしている。
まずEliteシリーズは、アウトドア愛好家や家庭用バックアップ電源を導入している人向けに設計されたポータブル電源。機能的でコンパクトなデザインに、必要十分な容量と最大3kWの電力出力を兼ね備えるという。アウトドア、車中泊やキャンピングカーおよび災害対策用の家庭用バックアップ電源として活用するのに最適化されている。
Apexシリーズは、高度な電力需要に対応するように設計され、大容量と3kWを超える出力で信頼性と拡張性に優れた電力ソリューションを提供する。電力を自給自足して生活する、長期のオフグリッドでの生活や、農業や映画製作、救助活動などの産業用途にも適しているとする。
さらにEnergy Proシリーズは、プロ用グレードの蓄電システム。大きな家屋や小規模事業者向けにカスタマイズされ、電力の長期的な安定供給を目指す。なお同シリーズの導入には、専門家による設置工事が必要となる。
一般家庭用ポータブル電源を大幅にパワーアップ
今回のCESでは、新シリーズの「Apex 300」と「Energy Pro 6K」の実機展示が注目された。
Apex 300は、120Vと240Vの負荷を同時に供給できるように設計されたオールインワンのオフグリッド蓄電システム。容量は2,764.84Whで、最大58kWhまで拡張できる。また最大出力は11.52kWで、フルパワーではEVを充電して走行させることも可能だという。
アイドル時の電力消費量は、わずか20Wに抑えられ、業界トップクラスとする優れたエネルギー効率を実現。さらに、Apex 300は市販製品で最強のPV充電オフグリッド蓄電システムとして、最大30,720Wの太陽光入力が可能。そのため電力料金を気にせず、持続可能な太陽エネルギーを日常的に活用できる点も特徴とする。
CESの同社ブースには、新モデル「Energy Pro 6K」も展示された。同機は、信頼性と価格、それにコスト効率に優れた家庭用蓄電システムとして、一般家庭の多くに適応すると紹介。
一般家屋に設置された既存のソーラーシステムともシームレスに連携。家全体の電力バックアップを実現し、電気代を大幅に節約できるとする。
また並列接続機能により、最大5台のユニットを連結して容量と出力を拡張できる。そのため様々なニーズに対応する。
そのうえ、同機を「AT1 スマート配電ボックス」と組み合わせることで、EVへの充電またはEVからの電力供給が可能になる。こうした蓄電システムにより、電力会社からのグリッド電力や天候条件に依存せずに、多様なタイプの住宅において、様々な状況下で電力供給が可能となる。
「Apex 300」と「Energy Pro 6K」は、いずれも同社のFuture Tech Systemを活用した、蓄電技術の最新のブレークスルーを表しているという。
「今後も蓄電業界とクリーンエネルギー業界をリードしていく」
ブランドリファインイベントにおいてBLUETTIは、「Breaking the Excellence(卓越性のその先へ)」をテーマに掲げて、消費者向け蓄電システム分野のトップランナーとして、今後も蓄電システム業界とクリーンエネルギー業界をリードしていくことを再確認した。
こうしたブランド目標とこれまで培ってきた技術を組み合わせることで、進化する消費者ニーズに対応しながら、業界標準を向上させることを目指していくという。
イベントでは、BLUETTIのKenneth Amaradioシニア エキスパートが、同社の最先端技術システムを紹介。このシステムは、「BLUEPEAK」、「BLUELINK」、「BLUEGRID」、「BLUELIFE」の4つで構成されているという。
BLUEPEAKは、BLUETTIのハードウェアと製品開発を推進するイノベーションハブであり、蓄電性能の基準を確立するという。またBLUELINKは、すべての同社製デバイスのシームレスな接続と最適化された管理を保証するスマートエネルギーネットワーク。BLUEGRIDは家庭や企業向けの堅牢なインフラストラクチャソリューションで、様々なニーズに合わせて拡張可能な蓄電オプションを提供すること。BLUELIFEは、クリーンエネルギーを手軽にアクセスしやすく、日常生活に溶け込ませるライフスタイル重視のエコシステムを目指すことを示す。
同社スポークスマンのIllia Zahnitkoさんは、「2025年は、クリーンエネルギー分野の先駆者としてのアイデンティティを再確認するために、ブランドの改良を行なっていく」と宣言し、以下のように同社の思いを語った。
「過去15年間、私たちは一貫して限界を押し広げてきました。そして、今回発表した第3世代の製品は、持続可能なエネルギーの未来に対する私たちのビジョンを反映しています。BLUETTIは、イノベーションを通じて生活を変えることができると信じており、すでにクリーンエネルギーソリューションの次の時代をリードする準備ができています」
(提供:BLUETTI)