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紙パック不要の低コストなロボット掃除機! DEEBOT N20 PRO PLUS使って分かった良さ
- 提供:
- エコバックス
2024年9月27日 09:00
掃除が楽になるロボット掃除機が欲しい! と思っても、ハイエンドモデルとなると高くて手を出しにくいもの。かといって安価な機種で妥協すると機能も性能もそれなりで物足りなくて、消耗品の交換の手間やランニングコストもかかるだろうな……などといろいろ考えて、今まで購入をためらっていた人もいるのではないだろうか。
でも、エコバックス(ECOVACS)から新登場の「DEEBOT(ディーボット) N20 PRO PLUS」を見れば、即断・即決できちゃうかもしれない。ゴミ吸引と水拭きに対応し、紙パックが不要なサイクロン式のゴミ収集ステーションも付いている。機能、性能、装備の良さに対してかなりお手頃な1台であり、直販価格は69,800円 。
コストと手間減らすサイクロン式ゴミ収集ステーションが標準装備
ECOVACSの新製品「DEEBOT N20 PRO PLUS」は、ゴミ吸引と水拭きの両方に対応し、充電器を兼ねるゴミ収集ステーションがセットになったロボット掃除機。実売6万円台となれば、もうこの時点でかなり引きが強いのだけれど、クラスを超えた機能と性能、そしてユニークな新機構をもっていることで、一段と魅力ある製品となっている。
最大のポイントは、ゴミ収集ステーションがサイクロン式であること。今では(スティック型などの一般的な)掃除機本体がサイクロン式なのは珍しくないけれど、それをゴミ収集ステーション側で採用しているのだ。
サイクロン式ということで、紙パックはナシ。ロボット掃除機が床掃除してゴミを本体に溜め込み、帰還時にそれをゴミ収集ステーション側で自動で吸い出した後は、サイクロン部分のユニットをワンタッチで取り外して中身をゴミ箱などにポイッと捨ててしまえばいい。
交換式の紙パックを採用している従来型のゴミ収集ステーションでは、紙パックが無駄にならないようにできるだけ一杯になるまでゴミを溜め込むことになっていた。けれど、サイクロン式ならそんな“我慢”は無用。気になったらすぐに捨てていいし、少し溜まったかな、と思ったタイミングでまとめて捨ててもいい。
実際に使ってみたところでは、ゴミ収集時の音も紙パック式のステーションと比べて特に大きいとは感じず、不快なノイズがかなり抑えられているよう。サイクロン部分は緻密なフィルターによる4段階のろ過システムを採用しているとのことで、排気がきれいに保たれるのだとか。
そして当然ながら、紙パックという消耗品が存在しない分、ランニングコストが抑えられ、たびたび追加購入する手間も省ける(集塵性能を維持するため、内部のフィルターを定期的にクリーニングする必要はある)。サイクロン式のゴミ収集ステーションは使い続けるうえでメリットばかりなのだ。
パワフル吸引&振動モップで高い掃除力を発揮
ロボット掃除機本体の性能も、この価格帯とは思えないレベル。ゴミ吸引は最大8,000Paとハイエンドモデルにも近いパワフルさを持つ。吸引力はアプリ側から4段階で設定できるので、床の散らかり具合と静音の兼ね合いを考えながら効果的に掃除させたい。
ちなみに最大パワーにしたときはさすがに稼働音が大きくなってしまうので、本気の8,000Paはここぞという時に使うようにしよう。日常的に掃除させているなら、最も弱い「静音」でも部屋のきれいさは維持できるはず。これなら寝静まった夜とかでなければ耳障りに感じることもない。
ゴミ吸引と同時に水拭きもしたいときは、最初から本体に取り付けられているゴミ吸引専用の「吸引モジュール」から、付属の「OZMO Pro 2.0 振動モップシステム」に交換する。あとはそのタンクに手動で水(最大180ml)を注げば準備完了だ。
「振動モップシステム」という名前の通り、モップを前後だけでなく上下にも振動させながら水拭きすることで、しつこい汚れを取り除く仕組みになっている。モップを引きずるわけではないため、汚れを広げてしまうようなトラブルが起こりにくいのもいいところ。
また、水拭き中にカーペットと思われる場所に近づいたときは、自動でそれを検知して進入しないようにするスマートな機能も持つ。カーペットを掃除したいときやゴミ吸引だけでいいときは、元の吸引モジュールに戻して掃除させよう。
厚みのあるカーペットやマットなど、段差のある箇所の行き来も可能な対応力の幅広さにも注目だ。径の大きいタイヤを採用しているおかげか、約2cmの段差までなら乗り越えられる。ちょうど筆者の部屋には、まさにぴったり2cm厚のトレーニングマットが敷かれている一角があり、そこもきちんと乗り上げて掃除してくれた。
トレーニングマット自体は黒っぽいこともあり、パッと見は汚れがあまり目立たず掃除をサボりがち。なのだけれど、DEEBOT N20 PRO PLUSで水拭きされた後は明らかに色が変わって、やっぱり汚れていたんだなと少なからずショックを受けてしまった。改めてDEEBOT N20 PRO PLUSの掃除力の高さを思い知る……。
もうひとつ注目したいのが、掃除後の手間を軽減してくれるところ。ロボット掃除機でよくいわれていたのは「ローラーブラシに髪やペットの毛などがいつの間にかからまっている」という問題だったが、本機は手間いらずで毛の絡まりを防ぐための「ZeroTangle テクノロジー」を搭載している。
この技術は、新設計された帯電防止のV字型ローラーブラシに21度の角度で取り付けられた硬めの毛と、2つのクシのような形で回転しながら毛を取り除く「デュアルコームツースアレイ」がポイント。ブラシに絡まりがちな毛を自動で取り除いて、面倒な手間を省いてくれるのがうれしいポイントだ。
効率よく掃除できるようにする気の利いたアプリ機能
ところで、ロボット掃除機は主にスマートフォンアプリと組み合わせて利用するものだけに、アプリの完成度も問われる。その意味では、DEEBOT N20 PRO PLUSに使えるECOVACSのアプリは、基本的な機能を網羅しているのは当然として、けっこう気が利いているな、と感じる部分があちこちにある。
たとえばDEEBOT N20 PRO PLUSを設置して最初に実行するマッピング。レーザーレーダースキャンによって高速にフロアの間取りや障害物などを把握するこの処理は、筆者宅ではワンフロアが広くない(掃除可能な範囲は15m2程度)こともあるだろうけれど、テキパキ動いてスタートから数分で終了してしまった。
以降はフロア全体だけでなく、マッピングによって自動認識した部屋ごとや、ユーザーが指定したゾーン(エリア)のみの掃除が可能になる。なかでも筆者が特に便利に感じたのがゾーン清掃だ。
矩形で指定した任意のゾーンを掃除できるわけだけれど、ここで一度に複数(最大5箇所まで)のゾーンを指定できるのがポイント。1つのゾーンの掃除が終わるたびに別の新たなゾーンを指定して……といった面倒な繰り返し操作が不要で、最初に「ここと、ここと、ここ!」みたいに決めてしまえば、あとは勝手に掃除してくれるので手間がかからないのだ。
スケジュール実行の機能もあるし、フロア全体を対象にする場合はあらかじめ指定した順番に各部屋を巡回させることもできる。午前中から使う仕事部屋は毎日優先的に掃除を始めて、他の部屋はその後流れで、というのもいいし、食事が終わったタイミングの時間帯でキッチンやダイニングを掃除する、といったように家庭の都合にも合わせやすい。
また、進入禁止エリアを指定する「バーチャルウォール」の機能も作り込まれている。まさにバーチャルな壁としてマップ上に直線を引いて指定することもできれば、矩形で進入禁止エリアを明示することも可能だ。
おまけに、いかなるときでも進入を禁止するバーチャルウォールの他に、水拭き(モップ装着時)のときだけ進入しないようにするバーチャルウォールもある。濡れると困るけれどゴミ吸引はしておきたいエリア、例えばカーペットと自動認識されにくい素材の床などでも便利に活用できるだろう。
ちなみにスマートスピーカーまたはスマートディスプレイのGoogle NestシリーズやAmazon Echoシリーズに話しかけることで、掃除を実行できるようにもなっている。汚れが気になったときにはすかさず音声指示して、ピカピカの床に変えてしまいたい。この方法はスマートフォンを持っていない家族でもDEEBOT N20 PRO PLUSを扱えるのが利点だ。
目的に合わせて上位モデルやエントリーのモデルも検討したい
リーズナブルな価格なのに高い基本性能と、メンテナンスの手間が最小限になるサイクロン式のゴミ収集ステーションを備えているDEEBOT N20 PRO PLUS。だけれど、もっと水拭きを重視したいとか、寝室や子供部屋にもう少しライトなものが欲しい、という人もいるかもしれない。
そんな用途におすすめできるモデルも、もちろんある。まずは水拭きを重視したい人向けのハイスペックなモデルが「DEEBOT T30 OMNI」だ。回転する2つのモップで床の隅々まで水拭きする「TruEdgeアダプティブエッジモップ」を搭載し、ゴミ収集ステーション側での自動給排水とモップの自動洗浄・乾燥に対応した高機能モデルとなっている。
ゴミ吸引は最大11,000Paものパワーを誇るため、カーペットなどの隙間に入り込んだ細かな粉塵も逃さない。そしてなにより、デザイン家電のようなおしゃれなたたずまいが所有感を高めてくれる。性能だけでなく見た目にもこだわりたいなら、「DEEBOT T30 OMNI」は有力な候補となるだろう。
その一方、水拭き機能はそこまで重視しなくても、とにかくゴミ吸引をしっかりこなしてくれればいいということなら、コストパフォーマンスの高い「DEEBOT Y1 PLUS」がおすすめ。エントリークラスの価格帯でありながら、ゴミ吸引は5,000Paで十分。それでいてゴミ収集ステーションもセットなので、メンテナンスの手間は最小限だ。
水タンクがない分、ゴミ収集ステーションはコンパクトでもあり、高さはわずか27cmを実現。部屋の広さに余裕がなくてもさりげなく設置しておけるサイズ感だ。もちろんロボット掃除機本体は多数のセンサーを備えているので、マッピングや障害物回避もお手のもの。掃除の習慣がなかなか身に付かない子供の部屋や、平日はどうしても掃除が行き届かない寝室などで活用したい。
メイン使いやサブ用途、複数台導入にも向いたユーティリティプレーヤー
機能と性能を考えれば、DEEBOT N20 PRO PLUSがメインのロボット掃除機として活躍してくれることは間違いない。もしくは、すでにロボット掃除機を導入済みで別のフロア用にもう1台サブ的に欲しいとか、最初から複数台購入して2階・3階建ての家全体の掃除を任せたい、みたいな使い方にもぴったり。まさにユーティリティプレーヤーという言葉が当てはまるモデルだ。
初期コストが低く抑えられ、サイクロン式でランニングコストも最小限に留められるため家計に優しく、さらに毛がらみ防止などメンテナンスの手間を大幅に省いた機種になったことで、家族を説得しやすいところもあるだろう。家庭へのロボット掃除機導入のきっかけとして、あるいは日常生活における掃除の面倒を減らす最初のステップとして、DEEBOT N20 PRO PLUSは賢い選択肢になるように思う。
(提供:エコバックス)