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毎日使うものだから。完全おまかせロボット掃除機「DEEBOT T10 OMNI」が快適
- 提供:
- エコバックス
2022年10月28日 08:00
家事を完全におまかせできる家電としては、全自動洗濯機や全自動食洗機といったものを想像するところだが、ロボット掃除機もそのジャンルに入ってきている。洗濯機や食洗機はモノの出し入れが必要だが、今の全自動型ロボット掃除機はすごい。吸引掃除と同時にフローリングをモップがけできるのはもはや当然の機能となり、ゴミの処理やモップの洗浄、乾燥まで全自動のモデルが登場してきている。
ワールドワイドでロボット掃除機を展開するエコバックスは、今年4月にフラッグシップモデル「DEEBOT X1 OMNI(ディーボット エックスワン オムニ)」の発売を開始。障害物回避システム「AIVI 3D」、2つの円形モップが回転する水拭きシステム「OZMO TURBO 2.0」、そして全自動クリーニングステーションまで同梱した製品だった。
「DEEBOT X1 OMNI」は一般販売価格が198,000円と、まさにハイエンド機そのものだったが、機能的にほぼ同等ながら価格を149,800円に抑えた新モデルが登場した。それが「DEEBOT T10 OMNI」だ。同社ECサイトと公式Amazon店のみでの限定発売となる。
なお、Amazonで2月2日(木)9時~2月5日(日)23時59分に実施されるタイムセール祭りで、DEEBOTの割引が行なわれ、期間中はDEEBOT T10 OMNIが25%オフに、DEEBOT X1 OMNIも約25%オフになるとのことだ(セール詳細は記事の最後に記載)。
「AI」で実現する全自動ロボット掃除機、「DEEBOT T10 OMNI」(以下T10 OMNI)をお借りして、じっくり使ってみた。
好感度が高まった新デザイン
まずデザインに言及しておきたいのだが、今回のT10 OMNIは多くの人が親近感を持つ質感ではないかと思う。各パーツの角を丸めた滑らかな形状で、光沢感も控えめな白を基調としたデザイン。X1 OMNIはシルバーとブラックでエッジ感と高級感のある配色だったが、この柔らかいホワイトは清潔感があり、飽きの来ないシンプルさがある。
上部に出っ張っている円柱部分は、D-ToF方式の距離測定センサーだ。D-ToF(Direct-Time of Flight)はクルマの自動運転にも採用されている技術で、T10 OMNIが周囲にレーザーパルスを照射して距離を測定、室内マップを作成する。このマップを元に、より効率的な清掃パターンを考えてくれるわけだ。もちろん清掃中にも常にマップを更新し続けるため、家具の位置が前回と変わっていても問題ない。
清掃はツインブラシでゴミを集め、中央部のローラーで掻き込み、吸い上げる方式。吸引力は最大5,000Paで、ブラシレスモーターと、最先端のカタツムリ型のファン、グラスファイバーファンブレードの組み合わせでパワフルな吸引を可能にしている。カーペットを認識して吸引力を自動調整する機能も備えている。
上部パネル全体がマグネットでくっつくカバーになっており、ダストボックスに簡単にアクセスできる。ただ、自分でゴミに触る機会はほぼないはずだ。なぜならば、全自動クリーニングステーションがここのゴミを毎回自動で吸い出してくれるからである。
本機は衝突回避システムとして、AIチップにあらかじめ様々な障害物の形を学習させてある「AIVI 3.0」を搭載。正面にあるのが、148度広角レンズを備えたHDRカメラだ。これで障害物を撮影、AIチップがデータベースと照合し、認識して回避しながら清掃していく。
モップがけは、上位モデルと同じ加圧回転式デュアルモップ「OZMO TURBO 2.0」を搭載。ただし給水方式が変更されている。上位X1シリーズでは、掃除機本体内に水タンクを搭載し、常時給水しながら掃除していたが、今回は本体にタンクを搭載せず、ステーション内で直接モップを濡らしてから清掃にかかる方式となった。
ステーション側は、本体に合わせてホワイトとシルバーのツートーンとなっている。サイズはX1 OMNIと同じで、機能的にもモップの給水システムが違う程度だ。中央部にダストボックスがあり、最大60日間交換要らずでゴミを収集できる。
上部のカバーを開けると、給水タンクと汚水タンクがある。給水タンク内の水をモップに補給するとともに、清掃が終わるとモップを洗浄し、汚れた水を汚水タンクへ移していく。水洗いされたモップは、温風によって乾燥されるため、不快な匂いの元になるといった心配はない。ここまですべて自動でやってくれる。
特にこれからは、なるべく冷たい水は触りたくない季節である。手放しで清潔な水拭きが毎日自動で行なわれるなら、購入を検討したい方は多いだろう。
優れた衝突検知で安心の自動運転
では実際に使ってみよう。筆者宅はキッチンからリビングまでがぶち抜きで、フローリングで繋がっている。バリアフリーなのは結構だが、キッチンで踏みつけた床汚れがそのままリビングに持ち込まれるという欠点もある。
給水方式が変更されたモップがけだが、実際に試した限りでは、清掃能力に大きな差はないように感じた。上位機のX1 OMNIだと水タンクを背負っている関係で重量があり、モップの押しつけも強いように思えるが、本機はモップの押しつけと回転のバランスがよく、食べこぼしによるベタつきなども問題なくキレイに拭き取ってくれた。
まだお子さんが小さいご家庭では、食べこぼしもそれなりに多いはずで、床のモップがけは必須だろう。筆者宅も10年前はそんな感じだったが、10年前にこれがあったらあんな苦労は……と思わず遠い目をしてしまう。今まさに現役で食べこぼしと格闘されているご家庭は、ぜひT10 OMNIの水拭きの威力を試していただきたい。
水タンクを本体に内蔵していないと、ときおりモップへの給水のために掃除の途中でステーションへ戻る事になる。実際の清掃テストでは、清掃開始から約10分後、モップクリーニングのためにステーションに戻った。そして1分半ほどかけてモップのクリーニングと給水を行ない、続きから清掃を開始してくれた。
元々タンクありのX1 OMNIでも、モップが汚れれば途中でステーションへ戻ってクリーニング動作に入る。T10ではそのついでに給水するだけなので、清掃効率は大して変わらないように思える。
障害物の認識については、以前から電源ケーブルのようなものは問題なく認識できていたので、今回はおそらく学習データの中にはないと思われるネコのオモチャを床に置いてみた。だがT10 OMNIはオモチャに突撃することなく、15cmぐらいの距離を保って回避してくれた。
上位モデルのX1 OMNIは、カメラによるビジュアル方式とレーザー検出の2段構えで障害物を認識する「AIVI 3D」搭載のため、より回避能力が高いとされる。一方でT10 OMNIの「AIVI 3.0」はビジュアル方式のみだが、より暗部に強いHDRカメラを搭載していることから、我が家で実際に使ってみても回避能力には大きな差がないように見えて、満足度は高かった。
余談だが、ロボット掃除機未経験の方には、障害物検知が下手なモデルだとどんなに悲惨なことになるか、想像もできないだろう。過去、筆者宅ではかつて、ロボット掃除機によってLANケーブルが引きちぎられたり、ネコの水入れをひっくり返して水浸しにしたり、カーテンを巻き込んでゴミだらけにしたりと、本当にヒドい目にあってきた。ロボット掃除機は、障害物検知機能だけは妥協するべきではない。その点、T10 OMNIは十分な能力を備えており、家を留守にしても安心して任せられる。
掃除しながらマップを作成しており、これには高性能なマッピングテクノロジー「True Mapping 2.0」を使用している。自動清掃中は、専用アプリ上で部屋のマップが作られていく様子や、走行ルートを確認することができる。走行できる範囲の床情報だけでなく、壁を検知して部屋の間取りも把握しているようだ。
本体の高さは103.5mmに抑えられているので、それ以上の隙間であれば入り込んで掃除してくれる。人の掃除ではなかなか行き渡らないところまでキレイにしてくれるのは、見ていて気持ちがいい。
清掃が終わるとステーションへ戻り、掃除機内のゴミの吸い出しが行なわれる。この瞬間だけ、キャニスター型掃除機のような大きな音がするが、10秒ぐらいで終わる。このあとはモップ洗浄と温風乾燥に入る。温風乾燥というとドライヤーみたいな音を想像するかもしれないが、近くに寄ってよく聞かないと気がつかない程度の音だ。
なおT10 OMNIは上位機種同様、オリジナルのボイスコマンドを搭載している。「OK YIKO(オーケー イコ)」と呼びかけると、「ここにいます」と返答する。そのあとに音声で、清掃の開始や停止の操作ができる。昨今はスマートスピーカーを上手に使える人も増えているが、このT10 OMNIはスマートスピーカーがなくても、声で直接操作できるのがいいところだ。一声かけて出かければ、あとは自動で清掃。声かけを忘れても、スマホアプリから掃除機を起動できるので、電車の中や会社からでも清掃を開始できて、帰るころにはキレイな家になっているというわけだ。
今回紹介したT10 OMNIと、以前レビューした最上位のX1 OMNI。どちらも賢く障害物を避けて掃除してくれるが、X1 OMNIは障害物認識にレーザーも併用するので、真っ黒い家具にも強い。T10 OMNIは暗いところは苦手ではないものの、真っ黒い家具は若干苦手のようだった。黒い家具が多い方は、X1 OMNIのほうがいいだろう。
一方で、色はホワイトが好みだったり、予算は抑えながら全自動ロボット掃除機の便利さを手に入れたいなら、T10 OMNIは十分な選択肢となる。
生活を楽しむために
2020年からのコロナ禍をきっかけに、多くの人は生活に対する考え方が変わったのではないかと思う。ずっとテレワークで働くようになった人も、また出勤が始まった人もいるだろうが、共通するのは、忙しい中にあっても「日々の暮らしというものを大切にしていきたい」という強い思いではないだろうか。
きちんとした暮らしとは、家の中が片付いていて、当たり前に掃除もされていることも含まれると思うが、それだけ家事に関わる時間も増えている。もちろん、それが幸せの1つの形ではあるのだが、その一部を自動化できれば、その分の余力を他に回せる事になる。例えば花を飾ったり、観葉植物を育てたりといった「ゆとり」の部分だ。
多くの家電がIoT化されるといわれつつも、人の代わりに何かしてくれるものは少ない。今、家庭の中で完全自動化できるものといえば、実質ロボット掃除機による自動清掃ぐらいしかないのである。
「丁寧な暮らし」とは、自分が疲れる事で得られるものではないはずだ。全自動ロボット掃除機は、人が楽できるということだけがゴールではない。そこをロボットに任せて、人間しかできないことに時間を使うというところまでが、本当のゴールではないだろうか。
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通常販売価格:198,000円
セール価格:149,000円(約25% OFF)
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割引後の購入価格:147,000円
(協力:エコバックス)