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シャープ、停電時でも冷蔵運転を10日持続できる蓄電池連携プラズマクラスター冷蔵庫

 シャープは、業界で初めて停電モード“ここだけ冷え~る”を搭載した「プラズマクラスター冷蔵庫 JH-DT55B」を、6月15日に発売する。価格は48万円(税抜)。

停電モードを搭載した「プラズマクラスター冷蔵庫 JH-DT55B」

 容量551Lの6ドア冷凍冷蔵庫。冷凍室「メガフリーザー」部分のみを冷やせる「停電モード ここだけ冷え~る」を搭載した点が特徴。冷蔵/冷凍に切り替えて使用する。太陽光発電と蓄電池と組み合わせ、停電モードに切り替えることで、停電時に冷蔵で10日以上、冷凍で4日以上の連続運転が可能になった(太陽光発電 4.2kW、蓄電池 4.2kW満充電時)。

 従来の冷蔵庫では、蓄電池システムと連携していても、冷蔵庫全体を冷やしてしまい連続使用期間は3日ほどだった。JH-DT55Bは停電モードに切り替えられるため、消費電力を大幅に削減でき、長時間の運転が可能になったという。

 このほか、地震発生時に揺れを感知して冷蔵室のドアを自動ロックする「耐震ロック」機能も搭載。ドアは開いて中の食品が飛び出すことを防ぐとともに、本体の転倒につながる前方への重心の偏りを抑える。

蓄電池システムと連携して、停電時にも10日以上使用できる

 各室の容量は、冷蔵室が279L、冷凍室が192L、野菜室が80L。フレンチドアタイプを採用するほか、ドア材には強化ガラスを使用。

 本体サイズは、685×745×1,820mm(幅×奥行き×高さ)。年間消費電力量は360kWh/年。本体カラーは、グラデーションレッド。

西村 夢音