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シャープ、200V出力対応で停電時にIH調理もできる住宅用蓄電池システム、蓄電池はあとから増設して容量アップ可能
2019年10月7日 15:04
シャープは、「住宅用クラウド蓄電池システム JH-WBPB6150」を2020年1月に発売する。システムは、「リチウムイオン蓄電池 JH-WB1921」「蓄電池連携型パワーコンディショナ JH-55KF4」「蓄電池用コンバータ JH-WD1901」のほかクラウド連携エネルギーコントローラ、ケーブルなどからなり、価格はオープンプライス。希望小売価格は260万円前後(税抜)。
停電時の出力電圧が200V、最大出力電力が5.5kVAとアップした点が特徴。この出力増大により、エアコンと電気ケトルを同時に使うなど、家中のさまざまな機器を一度に利用できるようになったという。また、大型エアコンやIHクッキングヒーターといった200Vの電気機器にも対応したという。
リチウムイオン蓄電池の公称容量は6.5kWhで、2台を組み合わせた大容量化も可能になった。長期停電などでも安心して過ごせるという。2台目はあとからの増設も可能。平常時では、電気の購入量削減にも貢献するとしている。
容量は、4.2kWhだった従来機から1.5倍以上ながらも、体積は5%小型化。屋内外の設置にも対応したことで、設置場所を選ばないとする。
「リチウムイオン蓄電池 JH-WB1921」は、本体サイズが560×320×575mm(幅×奥行き×高さ)。
「蓄電池連携型パワーコンディショナ JH-55KF4」は、本体サイズが666×201×429mm(幅×奥行き×高さ)、設置場所は屋外への壁掛け。太陽電池の入力回路数は4、定格出力は5.5kVA/2.0kVA(連系・自立運転時/蓄電池のみ時)、電気方式は単相2線/単相3線(連系/自立運転時)
「蓄電池用コンバータ JH-WD1901」は、本体サイズが337×147×429mm(幅×奥行き×高さ)、設置場所は屋外。