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クラウドファンディング家電〜帰宅前に自動でエアコンをON! ちょうどよい室温にしておいてくれるIoTデバイス

「クラウドファンディング」とは、製品開発などのプロジェクトを達成させるための資金を“多くの人たち(Crowd)”から集めて“資金調達(Funding)”するという意味。そんなクラウドファンディングで資金調達中の家電開発プロジェクトを紹介する。

 アメリカ・ボストンに本拠を置くNature Incは、エアコンなどの家電の操作履歴を学習して、電気代を節約できるIoTデバイス「Nature Remo」を8月に発売する。これに先立ち、Kickstarterでの先行予約を開始した。価格は119ドル(約13,000円)だが、先行予約をする場合の通常価格は69ドル(約7,500円)で、さらに限定100台の早期予約の場合は49ドル(約5,500円)。なお日本への送料は15ドル(約1,600円)。

Nature Remoと専用アプリ

 スマートフォンで、エアコンを含めた家電のリモコン操作を可能にするIoTデバイス。温度/湿度/照度/ノイズの各センサーを搭載し、室内の人やペットを感知。本機をつなげた、エアコンなどの操作履歴を学習し、電気代を節約できるとする。また、外出先からもエアコンの操作が可能。

外出先からでもスマートフォンを使ってエアコンの操作が可能

 Nature Remoを窓や壁に取り付けておけば、人感センサーで部屋に誰もいなくなったことを確認すると、つなげているエアコンの電源を自動でOFFに。ユーザーが帰宅しはじめると、帰宅前に自動でエアコンの電源をONに。これまでのエアコン履歴を元に、ユーザーが快適だと思うだろう室温で出迎えてくれるという。

本機を壁に取り付けておけば、人の動きを検知し、不在時には自動で電源をオフにしてくれる
専用アプリではエアコンの操作はもちろん、どれだけエアコンを使ったかをグラフで表示。エアコンのオン/オフのタイマー設定も行なえる

 エアコン操作は本機から赤外線を使って行なう。富士通やダイキン、日立、パナソニック、シャープ、東芝、三菱のほか、北米で販売されているハイアールやLG、サムスンなどのエアコンにも対応する予定だ。

河原塚 英信