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ビールにもこだわりの1杯を、amadanaが「マスターズドリーム」専用のビアサーバーを開発
(2016/3/11 13:30)
amadanaは、現在開発中の「ザ・プレミアム・モルツ MASTER'S DREAM」専用ビアサーバーの、イントロダクションパーティーを開催した。
「amadana×MASTER'S DREAM 専用ビアサーバー」は、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ MASTER'S DREAM」を、より美味しく飲めるようにするビアサーバー。現在クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、支援金を募っている。
支援コースは、「ビアサーバー1台」が29,000円、「ビアサーバー1台+オリジナルグラス2個」が30,000円、「ビアサーバー5台」が13万9,000円。このほか、「ビアサーバー1台+オールインワンレコーダー
MASTER'S DREAMをもっと美味しく飲むためにビアサーバーを開発
「ザ・プレミアム・モルツ MASTER'S DREAM」は、チェコ周辺のみで産出される希少な伝統酒「ダイヤモンド麦芽」を使用したプレミアムビール。「ビールのうまさだけを追求し、飲む人の心を震わせるビールを作る」といった、醸造家の想いが込められており、欧州産アロマホップや天然水100%など、こだわりの素材で最高の味を実現させたとしている。
同プロジェクトは、amadana 代表取締役社長 熊本 浩志氏の、MASTER'S DREAMにかける熱い想いから始まったという。
「はじめてMASTER'S DREAMを飲んだとき、ビールに対する概念が変わりました。これまでビールは、とりあえず最初の一杯、スポーツ後にまず一杯など、あまり意識して飲んでいませんでした。しかしMASTER'S DREAMには、ビールの味わいや奥深さが感じられたのです。このビールをもっと美味しく飲むためには何ができるだろう? と思い、ビアサーバーを作らせてほしいと、サントリーさんに自ら提案したのが始まりです」
amadanaは過去に、サントリーがキャンペーン景品として提供していたビールサーバーのデザイン監修を行なったことがあり、プロジェクトは順調に進んでいったという。
使用方法は、本体内部にMASTER'S DREAMをそのままセットし、レバーを傾けるだけ。全体加圧方式を採用しており、庫内全体を加圧してビールを送り出す。レバーは手前に傾けるとビールが注げ、後ろに傾けると泡を注ぐことができる。
手入れの際は、本体に水を入れて、ビールを注ぐようにレバーを傾けるだけで、内部を洗浄することができる。
グラスに注いでビールと泡を同時に飲むのが、本当に美味しい飲み方
今回、MASTER'S DREAM専用ビアサーバーを開発するにあたり、こだわったポイントが3つあるという。
1つは、保冷機能。本体内部にペルチェ素子を採用し、ビールをもっとも美味しく飲める適温に冷やせるという。
2つめは、クリーミーな泡の生成。高出力の超音波機能を搭載し、よりクリーミーでキメの細かい泡を注ぐことができる。ガスボンベを使用しないため、交換などの面倒な手間が掛からない。
3つめは、ビールの流動性。全体加圧方式により、ビールがもっとも美味しく飲める速度でグラスに注げるという。MASTER'S DREAMは、ビン自体の形状も美味しくグラスに注げる角度を計算して作られている。そういったこだわりを、ビアサーバーでも再現した。
熊本社長は、「ビールはプシュッとあけて、そのまま飲むのが美味しいと思っていましたし、そう思われている方は多いはずです。しかし、本当にビールを美味しく飲むのに重要なのは、液体と泡のバランスです。グラスに注ぐことで、ビールと泡を同時に楽しめます。ぜひこのビアサーバーで体験していただきたい」と話した。
デザインにもこだわり、使わないときもインテリアと調和するようにしたという。本体はMASTER'S DREAMと同じく、ブラックとゴールドで統一。ハンドルにはレザー調の素材を採用し、金属製のノズルと木目調のエッセンスを加えている。
本体サイズは、140×240×455mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2kg。電源はACアダプター12V/5A。
なお、MASTER'S DREAM専用としているが、そのほかの缶ビール(350ml、500ml)でも使えるように、現在開発を進めている。
ビールの美味しさ伝えきれていない
会場には、サントリー ビール 代表取締役社長 水谷 徹氏も登壇。熊本社長とのトークイベントが開催された。
水谷社長は、「“とりあえずビール”のイメージが強いので、ビールと真剣に向き合う人は少ないと思います。私たちはまだビールの美味しさを伝えきれていないので、もっと多くの方にビールを楽しんでいただきたいです。MASTER'S DREAMは評価されていますが、作ったよどうぞ、だけではうまくいきません。ビアサーバーなどを通して、さまざまなシーンを提案し、苦味や甘みなどビールが本来持つ美味しさを感じていただけたらと思います」と話した。
また、熊本社長は「昨今は1杯のためにこだわる、といった傾向にあると思います。コーヒーもコンビニで簡単にドリップコーヒーが飲める時代ですが、ハンドドリップで手間ひまかけて淹れる人も多くいます。ウィスキーやワインの美味しさが追求されているように、ビールも同じ文脈で語れるはずです。こだわりの1杯を味わっていただきたいです」と述べた。