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シャープ、微小な粒子を約1.5倍集塵する加湿空気清浄機
～ココロエンジン搭載でおしゃべりもできる
（2013/8/27 15:53）
シャープは、微小な粒子まで素早く集塵する加湿空気清浄機「プラズマクラスター 加湿空気清浄機 KIシリーズ」3機種を9月20日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、適用畳数約22畳の「KI-DX85」が95,000円前後、約19畳の「KI-DX70」が75,000円前後、約14畳の「KI-DX50」が65,000円前後。
同社独自のイオン技術「プラズマクラスターイオン」を発生させる空気清浄機。通常の状態に比べて微小な粒子を約1.5倍集塵する「スピード除電気流」を搭載した点が特徴。空気中を浮遊するホコリや菌などの微小な粒子は、静電気を帯びると壁などに付着しやすいが、高濃度のプラズマクラスターイオンを一気に放出して静電気を除去することで、壁や床に粒子が付着するのを抑え、素早く集塵できるという。
スピード除電気流は、部屋の空気をスピーディーにきれいにする「スピード吸じん運転」において採用されている。スピード吸じん運転は、60分間の運転モードで、最初の10分間は最大風量で運転し、部屋全体に高濃度のイオン「プラズマクラスター25000」を放出。その後50分間は「強」運転で、除電した微小な粒子を素早くキャッチする。これにより、プラズマクラスターを放出しない場合に比べ、約1.5倍の量の微小な粒子を集塵できるという。なお、0.1～2.5μmの粒子を99%キャッチし、PM2.5にも対応する。
機能面では、部屋の温度と湿度をセンサーで検知して運転する「みはり機能」を強化した。従来の乾燥・低温の警告に加えて、新製品では熱中症などに備えて、夏の高温・高湿状態も光と音で警告する。
さらに、カビの発育を抑制する「梅雨モード」を搭載。湿度70%以上になるとプラズマクラスターの放出と集塵を強化する。このほか自動でホコリセンサー感度を上げ、花粉やホコリを素早く検知できる「新・花粉モード」も搭載している。
ロボット家電「ココロボ」やウォータースチームオーブン「ヘルシオ」にも搭載されている音声ツール「ココロエンジン」を搭載した。具体的には、空気の状態に合わせて「空気の汚れ見つけました。急いできれいにしますね」、温度と湿度に合わせて「お部屋が乾燥しています。急いで加湿しますね」、使用状況に応じて「加湿しない時はトレーの水を捨ててくださいね」「フィルターお手入れランプが点灯しています」「お手入れありがとう」などと、音声でわかりやすく知らせる。
また、シャープ製のエアコンの暖房運転と連動する「エアコン連動」機能を搭載。エアコン連動機能は、エアコンのリモコンで連動設定をしておくと、エアコンの暖房運転にあわせて自動で部屋を加湿空気清浄する。これにより、エアコン暖房による部屋の乾燥を防ぐという。従来は「KI-BX85」にのみ搭載されていた機能だが、今回より対応機種が増えた。
フィルターには、従来から引き続き、0.3μmの粒子を99.97%以上集塵する「高性能HEPAフィルター」、脱臭用の「トリプル機能脱臭フィルター」と、抗菌、防カビ性能を施した「後ろパネル」を搭載している。
「KI-DX85」の本体サイズは420×338×707mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約14kg。消費電力は最大84W。運転音は最大58dB。最大風量は8.5立方m。1時間あたりの加湿量は800ml/h。適用床畳数は、加湿機能で22畳、空気清浄機能で38畳まで。
同時に、「ココロエンジン」や「エアコン連動」機能を省略した下位機種「プラズマクラスター加湿空気清浄機 KCシリーズ」3機種も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は約17畳用「KC-D70」が57,000円前後、約13畳用「KC-D50」が47,000円前後、約11畳用「KC-D40」が42,000円前後。