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キーワードはプレミアム――IFA2013事前メディア説明会
～デロンギとエレクトロラックスがプレゼンテーション
（2013/4/22 00:00）
毎年秋にドイツ・ベルリンで開催される世界的な家電見本市「IFA」の事前記者説明会「IFA Global Press Conference」が4月19日から20日(現地時間)に、イタリア・サルディニア島で開催された。
世界50カ国以上、300人以上の記者を招待して行なわれるプレイベントで、協賛メーカーによるプレゼンテーションや有識者によるパネルディスカッションなどが行なわれた。
家電Watchではその中から、洗濯機や調理家電など生活家電製品を中心にレポートする。
デロンギ、キーワードはプレミアム
イタリアのキッチン家電メーカー、デロンギは2013年のグループコンセプトとして「プレミアム」を掲げた。
プレゼンテーションを行なったデロンギChief Marketing Officer(CMO)のMark Welch氏は「世界経済は、人口減や経済悪化など様々な問題があるが、付加価値のあるプレミアム製品は需要がある」と断言。「人々は、以前よりさらに製品のことを調べて、本当に価値のあるものを求める。その結果、チープな製品は売れなくなる」と語った。
具体的には同社のプレミアムエスプレッソマシンや、カラフルなキッチン家電シリーズ「kMix」を例に挙げ、「kMix」シリーズに関しては「カラフルで美しいく、キッチンが楽しくなる」とし、「日常生活のスパイスになる」と紹介した。
まだグループ企業のKENWOODやBRAUNについても、高機能でデザインにこだわった製品を展開する。
デロンギは、フロアにて同社の全自動エスプレッソマシンで淹れたコーヒーを無料で提供。会場をにぎわせていた。
エレクトロラックス、プロ用機器で蓄えたノウハウを家庭用にも
スウェーデンの家電メーカーエレクトロラックスの記者会見では、プロ用の調理機器を家庭用にアレンジした製品を紹介。エレクトロラックスは、掃除機メーカーとして誕生した電機メーカーだが、その後、さまざまな会社を子会社化し、取り扱い製品は多岐に及ぶ。中でも、プロ用の調理家電製品には定評があり、ミシェランで星を獲得したシェフの2人に1人がエレクトロラックスの調理機器を使っているという実績もあるという。
エレクトロラックスでは、プロ用の調理機器で蓄えたのノウハウを家庭用の製品にも反映。フランス料理などに適した真空調理とオーブン調理が同時にできるオーブンや、スチーム調理とオーブン調理が同時にできるオーブン、複数の鍋を一度に調理できる、それぞれを最適な温度で管理できるIHクッキングヒーター、汚れの具合に応じて洗い方を細かく制御できる食器洗い乾燥機などを紹介した。
また、プロフェッショナル用の調理機器に関しても進化を続けていることをアピール。エレクトロラックス Managing DirectorのKlaus Wuhrl氏は今回紹介した家庭用機器とプロフェッショナル機器に関して「より使い勝手がよくなるように、細かい改良を重ねている。IFA2013が開催される秋には更に進化した製品をご紹介できるだろう」と話した。
IFA2013は、9月の6日から9日までドイツ・ベルリンで開催される。家電Watchでは現地リポートを予定している。
