パナソニック、HIT太陽電池がIEEEコーポレートイノベーション賞を受賞

 パナソニックは、「HIT太陽電池」が、米国電気電子学会(IEEE)の「IEEEコーポレートイノベーション賞」を受賞したと発表した。HIT太陽電池の開発と商業化が世界規模での太陽電池の普及に貢献したことが受賞の理由。

 この賞は、電気/電子/情報/通信などの分野における権威ある賞で、日本企業としては5社目の受賞となる。

 HIT太陽電池は、アモルファスシリコンと結晶系シリコンのハイブリッド型で、1997年に量産化された。他の形式の太陽電池に比べ、セル変換効率が高いのが特徴で、研究レベルで23.9%、量産レベルで21.6%を達成している。

 2012年末には、ウェハからセル、モジュールまで一貫生産するマレーシア工場を稼働する予定。

「HIT太陽電池」両面で発電できる「HITダブル」





(伊達 浩二)

2012年7月2日 16:02