日立マクセル、買ってすぐ使えるニッケル水素電池「エコフル」【訂正版】

充電池「ecoful(エコフル)」の単三形(左)と単四形(右)

 日立マクセルは、ニッケル水素電池「ecoful(エコフル)」の単三形と単四形、および充電器セットを、10月11日に発売した。価格はオープンプライスで、単三形2本入り「MHR-3SAY.2B」が800円前後、単四形2本入り「MHR-4SAY.2B」が700円前後。充電器と単三形2本、単四形2本がセットになった「ecoful 充電器セット MHRC-34SAY.4P」が3,800円前後。

 アルカリ電池「ボルテージ」シリーズなどを販売する日立マクセルによるニッケル水素電池。充電済みの状態で販売され、買ってすぐ使用できる点が特徴となる。フル充電後から1年経っても、容量は約75~80%を維持するためすぐ使えるという。電池容量は単三形がMin.2,000mAh、単四形がMin.750mAhで、繰り返し使用回数は単三形が約1,000回、単四形が約1,500回。

【お詫びと訂正】初出時、「当社初のニッケル水素電池」としておりましたが、誤りでした。訂正してお詫びさせていただくとともに、読者のご教示に感謝いたします。

 このほか、継ぎ足し充電にも対応。低温時でも安定したパワーが持続するという。

 充電器は、単三・単四形合わせて4本までの充電が可能。1本だけ、あるいは単三形、単四形を混ぜた状態での充電にも対応する。また、充電残量の違う電池を同時に充電しても、それぞれの充放電状態に合わせて、1本ごとに適した充電を行なうという。

 電源はACコードを使用。OAタップに接続しても、隣のコンセントを塞ぐことなく使用できるという。AC100V~240Vにも対応。また、電池を守る保護カバー、充電時の温度上昇を軽減する放熱設計も採用する。充電時間の目安は、エコフル単三形が約8時間、単四形が約12時間。

充電池は4本まで同時充電が可能。単三形と単四形の混合もできる電源はACコード。オフィスのOAタップでも、となりのコンセントを塞がずに使用できるという
電池容量が約半分の「ecoful lite(エコフルライト)」単三形

 このほか、ニッケル水素電池の廉価モデルとして、「ecoful lite(エコフルライト) 単三形」も、同時に発売した。価格はオープンプライスで、単三形2本パックの「MHR-3LAY.2B」が600円前後。1本当たりの電池容量はMin.950mAhで、繰り返し使用回数は約1,500回。充電時間の目安は約4時間。単四形は用意されない。


【エコフルシリーズ ラインナップ】
品名サイズ本数型番価格店頭
予想価格
ecoful
(エコフル)
単三形2MHR-3SAY.2Bオープン
プライス
800円前後
4MHR-3SAY.4B1,500円前後
ecoful
(エコフルライト)
2MHR-3LAY.2B600円前後
4MHR-3LAY.4B1,000円前後
ecoful
(エコフル)
単四形2MHR-4SAY.2B700円前後
4MHR-4SAY.4B1,300円前後
ecoful
充電器セット
-単三×2、単四×2
(電池はエコフル)
MHRC-34SAY.4P3,800円
前後
単三×2
(電池はエコフルライト)
MHRC-34SAYL.2P3,000円
前後






(正藤 慶一)

2011年10月13日 16:48