東芝、高容量かつ低放電のニッケル水素電池
ニッケル水素電池「充電式IMPULSE」シリーズ |
東芝ホームアプライアンスは、“業界最高レベルの高容量”を謳うニッケル水素電池「充電式IMPULSE(インパルス)」シリーズを10月16日から発売する。価格はオープンプライス。
東芝のニッケル水素電池の、7年ぶりとなる新モデル。“業界最高レベルの高容量”を謳っている点が特徴。単三形の電池容量は2400mAhで、充電1回あたりの長持ち性能をアルカリ乾電池と比較すると、ストロボ撮影では約2倍、乾電池式のシェーバーでは約1.8倍、電動歯ブラシでは約1.4倍の性能を持つという。
また、“業界No.1”の低自己放電性能を持つとしている。充電後、1年経過しても約85%の電池容量残存率を保つという。
“業界最高レベルの高容量”を謳っている | 充電後、1年経過しても約85%の電池容量残存率を保つという |
高容量タイプのラインナップは、単一形(電池容量8,000mAh)/単ニ形(4,000mAh)/単三形(2,400mAh)/6P形(200mAh)。繰り返し使用回数は全て500回。長時間ハイパワーで使用するユーザーや、ゲームや照明器具まで様々なニーズに応じて選べるという。
容量が少ない通常タイプとして、単三型で容量1,900mAhの「TNH-3M」、同じく単三型で容量が950mAhの「TNH-3L」、単四形で容量750mAhの「TNH-4A」も、同時に発売される。繰り返し回数は約1,500回で、TNH-3Lのみ約1,800回。TNH-3Lのみ、充電式IMPULSEという愛称は使われない。
同時に、対応の充電器も発売する。用意されるのは、「単一形・単二形兼用充電器 TNHC-12SC」、「単三形・単四形兼用充電器 TNHC-34SC(4本用)」、「6P形兼用充電器 TNHC-622SC」の3製品。市場想定価格はそれぞれ2,980円、1,780円、1,580円。
また、TNH-3Lが2本付属する「単三形・単四形兼用充電器 TNHC-32LS(2本用)」も発売する。市場想定価格は880円。
同社が7年ぶりに高容量のニッケル水素電池の商品化に踏み出したのは、国内のニッケル水素電池市場が伸長し続けていることが背景にある。今回、充電式IMPULSEシリーズを発売することで、高容量で低自己放電の充電式電池を求める、長時間ハイパワーで使用するヘビーユーザーのニーズに応えるとしている。
品名 | シリーズ名 | 品番 | 電池 サイズ | 定格 容量 | 繰り返し 使用回数 | 質量(約) | 店頭予想価格 |
ニッケル 水素電池 (高容量タイプ) | 充電式IMPULSE | TNH-1A | 単一形 | 8,000mAh | 約500回 | 155g | 1,880円前後(1本) |
TNH-2A | 単二形 | 4,000mAh | 80g | 1,480円前後(1本) | |||
TNH-3A | 単三形 | 2,400mAh | 28g | 780円前後(2本) | |||
6TNH22A | 6P形 | 200mAh | 40g | 1,580円前後(1本) | |||
ニッケル 水素 電池 | TNH-3M | 単三形 | 1,900mAh | 約1,500回 | 27g | 680円前後(2本) | |
TNH-4A | 単四形 | 750mAh | 12g | 580円前後(2本) | |||
- | TNH-3L | 単三形 | 950mAh | 約1,800回 | 19g | 480円前後(2本) |
(小林 樹)
2011年9月13日 16:59