パナソニック、省エネ性と設置性を高めた温水床暖房システム

床暖房システムの概要

 パナソニック電工は、温水床暖房システムの新製品として、“業界No.1”の省エネ性を謳ったヒートポンプ式温水暖房機と、多彩なプランに合う温水床暖房パネル「フリーほっと温すいW」を、10月26日より発売する。

 温水暖房機の希望小売価格は、暖房出力5.0kWの「WH-UKD05A2」が399,000円、出力6.7kWの「WH-UKD07A2」が456,750円。温水床暖房パネルの10畳プランが約300,000円。操作用のリモコン「WH-RD1A」が26,250円。

ヒートポンプ式床暖房機「WH-UKD05A2」温水床暖房パネル「フリーほっと温すいW」

 床パネル内の配管に温水を流すことで、床を暖める床暖房システム。今回発売するヒートポンプ式温水暖房機は、給水用キャップが付いた“開放式”タイプで、省エネ効率を高めた点が特徴。圧縮機では、振動や騒音を防ぐため「2ピストン」仕様とし、さらに高効率のモーターを採り入れた「高効率2ピストンロータリー式圧縮機」を採用した。また熱交換器では、温水を通すの管と冷媒の管を二重にし、冷媒の熱を効率良く伝える構造とした。

 この圧縮機と二重管の採用により、COP(エネルギー消費効率)は“業界No.1の省エネ性”を謳う4.5となった。さらに、外気温がマイナス10℃の低温時にも、4.5kWの高出力が得られるという。

 温水床暖房パネル「フリーほっと温すいW」には、15サイズ、6パターンの、合計90種類のパネルを用意。これらを組み合わせることで、L字などさまざまな形状の部屋に設置できるという。

 このほか、リモコンは3台まで接続可能。温水暖房機には熱動弁が4ポート用意されており、4系統、4エリアに床暖房パネルが設置できる。

フリーほっと温すいWは、全90種類のパネルを用意。組み合わせてL字の部屋にも導入できる温水暖房機には熱動弁が4ポート用意されており、4エリアに床暖房パネルが設置できる

 WH-UKD05A2のサイズは660×799×299mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は52kg。電源は単相200V。消費電力は1.11kW。運転音は48dB。システム水量は最大30Lまで。タンク容量は使用できるパネル畳数は4.2畳から12畳まで。






(正藤 慶一)

2011年10月12日 18:07