四国電力、阿南火力発電所2号機の運転再開工事を開始

~12月上旬の運転を目指す

 四国電力は8日、長期計画停止中の阿南火力発電所2号機について、運転再開に向けた工事を開始した。12月上旬の運転を目指して点検と修繕工事を進める。

 四国電力では、定期検査中の伊方原子力発電所3号機(89万kW)が再稼動できなかった場合、今冬の電力需給は極めて厳しいとしており、供給対策の一環として、阿南火力2号機の運転再開を決めた。

 阿南火力発電所は徳島県阿南市に立地し、4基ある発電所のうち、1号機と2号機は老朽化などのため長期計画停止となっている。2号機は、出力22万kW、重油と原油を燃料としている。2010年3月から長期計画停止中だった。

 四国電力では、発電所の設備ベースでみると、総発電量約700万kWのうち原子力が202万kWを占めている。






(伊達 浩二)

2011年9月8日 11:32