四国電力、29.6万kWの坂出発電所1号機が運転再開

~震動によりボイラチューブが損傷

 四国電力は、坂出火力発電所1号機が27日7時52分に運転を再開したと発表した。坂出発電所1号機は、16日にボイラーからの蒸気漏れが発見され、18日から修理のため停止していた。

 ボイラー内部のチューブの損傷が確認され、修理された。故障原因は、ボイラー内を流れる排ガスによって、チューブとその支持板が振動して干渉したためと推定されている。対策として、振動を防止するため支持板を固定した。

 坂出火力発電所は、4基の発電機の出力合計が144.6万kWに達する四国電力最大の火力発電所で、1号機は定格出力29.6万kW。2010年8月に旧設備を置き換えた最新鋭設備で、LNG(液化天然ガス)を燃料とするコンバインドサイクル発電システムを採用している。

四国電力坂出発電所1号機 故障箇所





(伊達 浩二)

2011年8月27日 13:32