パナソニック、LEDと有機ELによる光の空間をミラノサローネで展示

パナソニック電工がミラノ・サローネに出展する「(standard)3 piano-forte」の展示イメージ

 パナソニック電工は、イタリア・ミラノで4月に開催される家具・インテリア用品の国際展示会「ミラノサローネ」に、LED照明と有機EL照明を使った光の空間を展示すると発表した。

 内容は、LED照明や有機EL照明パネルを、センサーで人間と双方向的に展示することで、パナソニックが追求する空間における光の質を表現するという。会場のデザインを務めたデザイナーのフェルッチョ・ラビアーニ氏は、会場について「テクノロジーと戯れて楽しんでいるうちに、その裏にある卓越した機能が理解され、将来の活用法あるいは未来の可能性が導かれる。テクノロジーとのつき合い方の一提案である」としている。

 展示コンセプトは「(standard)3 piano-forte」で、スタンダードな製品群を立体化して提案するという意味の「(standard)3」(スタンダード3乗)に、ピアノの前身となった楽器「piano-forte」(ピアノフォルテ)を合わせたものとなる。パナソニックでは、ピアノフォルテがそれまでの楽器で表現できなかった音の強弱を可能にしたように、LEDや有機ELが切り開く新次元の光の空間が体感できるとしている。

 展示期間は4月12日から17日までで、時間は11時から20時(現地時間)。会場面積は600平方m。





(正藤 慶一)

2011年2月18日 17:12