パナソニック、“エコナビ”搭載のエコキュート

~年間給湯効率が向上
KUCシリーズ

 パナソニック電工は、センサーでエネルギー消費を抑える“エコナビ”搭載のエコキュート「KUCシリーズ」を11月25日より発売する。希望小売価格はタンク容量が460Lの「HE-KU46CXS」が984,900円、370Lの「HE-KU37CXS」が911,400円。

 空気中の熱を利用してお湯を沸かすCO2冷媒式の給湯器。KUCシリーズでは季節や浴槽など、風呂場の環境によるお湯の冷め方を使用しながら学習する「湯温学習制御」技術と、人を検知すると給湯ユニットに設定温度まで沸き上げるよう指示する「入浴検知センサー」を組み合わせた、同社独自の「入浴検知機能」を搭載している点が特徴。入浴していないときのエネルギー消費が抑えられるため、冬季の保温時におけるエネルギーを従来比で最大約35%削減できるという。

入浴検知センサーの仕組みと、従来のシステムとの比較

 これらの技術は従来機種より搭載されているものだが、新シリーズでは、同社の今期マーケティングコンセプトに合わせてこれらの機能を「エコナビ」と総称している。

新シリーズではセンサーによる省エネルギー制御を「エコナビ」としている

 またタンク容量370LのHE-KU37CXSでは、ヒートポンプユニット、貯湯ユニットをそれぞれ改良したことで、APF(年間給湯効率)が従来の3.5から3.7に向上している。

 そのほか、酸素濃度約30%の空気を毎分約2Lづつ浴槽内に送り込む「酸素入浴機能」や、給湯時の水圧を高く保つことができる「高耐圧貯湯タンク」を搭載する。

 下位機種として高耐圧貯湯タンクを省略した「KCシリーズ」や狭小地向けの薄型タイプ「WUCシリーズ」、「WCシリーズ」など全8機種を同時発売する。詳細は以下の表の通り。





(阿部 夏子)

2009年10月8日 13:49