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シャープ、大風量なのにコンパクトな空気清浄機
2026年1月20日 15:00
シャープは、プラズマクラスター空気清浄機「Purefit(ピュアフィット)」シリーズから、空気清浄時の適用床面積が53畳までの「FP-U120」、同31畳までの「FP-U70」を2月4日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は順に。
本体の左右両側から空気を取り入れる「Wフィルター構造」により、コンパクトサイズながら広い吸い込み面積を確保。少ないファンの回転数でも効率よく空気を送り出すことが可能になり、低騒音と高い空気清浄性能を両立したという。
パワフル清浄をコンパクトなサイズで実現
同社によると、空気清浄性能を高めるには「風量」「気流」「フィルター捕集効率」の3つがポイントになるという。そのうちの風量を増やすには、効率よく空気を取り込める広い吸い込み面積が必要となる。そのため、吸い込み口が一面だけの一般的な構造では、大風量だと小型化が難しいという課題があった。
Wフィルター構造では左右に集じん(静電HEPA)・脱臭フィルターを搭載することで、広い吸い込み面積を確保しつつも本体サイズを抑えている。同構造により静音性も高め、FP-U120の自動運転時には36dBの低騒音で23畳のリビング空間まで清浄できる。
静電HEPAフィルターは、0.3μmの微小粒子を一度に99.97%以上捕集。室内に浮遊する花粉やハウスダストをしっかりキャッチするという。また、「ダブル脱臭フィルター」も搭載し、ペット臭や汗臭、料理臭といった生活空間で発生するニオイを吸着する。
また、いずれもプラズマクラスター25000を搭載し、フィルターでは取れない付着ウイルスや付着花粉アレル物質の作用を抑制するという。
高感度ホコリセンサーを搭載。独自アルゴリズムとの組み合わせにより空気の状況を検知し、空気1Lあたりに含まれる1μm相当の粒子数を算出。AIoTクラウドサービス「COCORO AIR」に清浄効果を数値で表示する。FP-U120は本体モニターにも表示。
再生プラスチック材を、本体の樹脂部品全体の20%以上に採用。FP-U70は梱包材にも紙が原料のパルプモールドを使用し、環境に配慮している。
FP-U120の本体サイズは333×330×578mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11kg。適用床面積は、プラズマクラスターが約24畳、空気清浄が53畳まで。8畳の清浄時間は6分。最大風量は12m3/分。運転音は20~54dB。消費電力は4.4~73W。本体カラーはグレー系。
FP-U70の本体サイズは285×285×525mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.2kg。適用床面積は、プラズマクラスターが約16畳、空気清浄が31畳まで。8畳の清浄時間は9分。最大風量は7m3/分。運転音は19~49dB。消費電力は4.3~43W。本体カラーはホワイト系。
空気清浄機は国際基準へ統一化
日本市場では長らく、加湿機能が一体となった空気清浄機が主流だったが、内部の清潔性への関心の高まりなどから、メンテナンスが容易な単機能モデルの需要が拡大し、ニーズが二極化しているという。
なかでも単機能加湿器は海外メーカーの参入が多く、各社が異なる基準を採用していることで、ユーザーにとってはどの加湿器が優れているのかわかりにくくなっていた。
そうした状況下で、IEC(国際電気標準会議)が国際規格「IEC 63086-2-1」を発行。日本電機工業会(JEMA)もこれに基づく性能認証制度を2026年度より運用することを発表した。性能を認証ラベルなどで可視化することで、消費者が安心して製品を選べるようにするのが主な目的だ。
新たな認証制度は従来よりも基準が厳しく設けられているため、今後、空気清浄機の仕様として表示する「適用畳数」が従来の約3分の2になるという。
しかし、これまではタバコの煙を想定した基準だったものが、花粉やPM2.5、ハウスダストなど、より実生活に即した有害物質の除去が基準となったことで、シャープは「当社としては空気清浄効果を体感しやすくなるという視点で前向きに捉えています」としている。










