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タイガー、中が見える新発想の保冷ボトル アルゴン断熱

タイガー魔法瓶が開発中のマイボトル「アルゴン断熱ボトル」

タイガー魔法瓶は、住宅の窓ガラスなどに使用される「アルゴンガス」を樹脂製の二重構造の間に充填した、新たなマイボトル「アルゴン断熱ボトル」を開発した。現在、各種実証を行なっており、2027年度の発売を目指している。

アルゴンガスを樹脂製の二重構造の間に充填した断熱ボトル

近年、環境配慮や健康意識の高まりからマイボトルが普及しているが、市場は「手軽なプラスチックボトル」と「高機能なステンレスボトル」が主流となっている。同社は、これら2つのジャンルの間に位置する、新たなマイボトルのラインナップとして「中身が見える安心感」と「適度な保冷力による心地よさ」を提供するボトルを開発した。

中身が見える安心感と保冷力を両立

アルゴンガスで保冷性を従来の約2倍に

最大の特徴は、独自の「アルゴンガス断熱技術(Double Wall, Argon Insulated Tech.)」。ガスバリア層を有する新開発の樹脂を採用し、空気よりも熱伝導率の低いアルゴンガスを樹脂製の二重構造の間に充填して封じ込めた。これにより、従来のプラスチックボトルに比べて高い保冷性能を実現したという。

従来のプラスチックボトルに比べて高い保冷性能を実現した

通常の一重プラスチックボトルと比較すると、冷たさ(水温15℃以下)を維持できる時間は約2倍となる。室温35℃の環境下で、4℃の冷水を満たして縦置きにした状態で15℃に達するまでの時間は、一重プラスチックボトルが約75分であるのに対し、本製品は約160分。

本体が透明であるため、残量や水分補給のペースを一目で確認できる。二重構造とアルゴンガスにより、冷たい飲み物を入れても結露を大きく防ぐ効果もある。

スポーツや日常での持ち歩きやすさを考慮した軽量設計となっており、1,000mlサイズで重量は約275g。デスクなどに置く際も静かに置ける静音性も備える。さらに、ふたや本体のすべてにリサイクル可能な素材を採用するなど、環境にも配慮されている。

国際ピックルボール大会でテスト運用

すでに実地でのテスト運用も行なわれている。7月11日に開催された国際ピックルボール大会「KINTO APP ASIA Qualifier Series UTSUNOMIYA 2026」の男女ダブルス(プロ・一般)にてプロトタイプの提供を行ない、出場選手を対象としたモニター調査を実施した。

国際ピックルボール大会にてテスト運用を行なった

アンケートに回答した国内外の選手10名(国内6名、海外4名)の全員が、今後の利用意向について「ぜひ使いたい」「機会があれば使いたい」と回答。「軽くて冷たさも保たれていた」「デザインが可愛い」といった好評価を獲得した。飲んだ量がわかる水目盛りや、大会シールを貼ってカスタマイズするアイデアにも「面白い!」「便利だ!」とポジティブな反応が得られたという。

アンケートに回答した国内外の選手10名が、今後の利用意向について「ぜひ使いたい」「機会があれば使いたい」と回答

一方で、飲み口の大きさや容量に関する要望も寄せられており、今後の改良に繋げていく。

今後はスポーツシーンだけでなく、オフィス環境など日常の幅広い場面で活用できるよう、同社のIoT技術を組み込んだ実証実験も計画している。製品の完成度をさらに高め、2027年度の発売に向けて開発を継続する方針だ。