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古い扇風機は火災に注意。使用前には点検を

夏は扇風機の火災事故が多く発生する

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、古い扇風機の経年劣化による火災事故について注意を呼びかけた。夏場は扇風機の使用機会が増えることから、長期間使用している製品は異常がないか点検し、必要に応じて買い替えを検討するよう推奨している。

NITEが過去10年間に受け付けた扇風機の事故は約120件。このうち約3割が経年劣化による火災事故だ。

長期間使用した扇風機で火災事故が発生

報告された事故には、40年以上使用した扇風機で運転コンデンサーの絶縁性能が低下し出火した事例や、50年間使用した製品でモーター巻線の絶縁劣化によって発火したケースが含まれる。また、20年以上使用した扇風機でモーターの軸受部が固着し、巻線が異常発熱した事故や、首振り機構の内部配線が断線してスパークが発生した事例も確認されている。

使用前に異常がないか確認

NITEでは、使用前に以下のような異常がないか確認するよう呼びかけている。

  • スイッチを入れても羽根が回転しない
  • 羽根の回転が遅い、不規則になる
  • 回転時に異音や異常な振動がある
  • 首振り動作が不安定、異音がする
  • モーター部分が異常に熱くなる
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 電源コードに触れると動作が変わる
使用前に点検をしよう

これらの異常がある場合は直ちに使用を中止し、電源プラグを抜いたうえで、販売店やメーカーの修理窓口へ相談するよう案内している。

標準使用期間も買い替えの目安に

2009年4月以降に製造・輸入された扇風機には「設計上の標準使用期間」が表示されている。この期間を超えて使用する場合は、部品の劣化による事故リスクが高まるため、異常がないか十分確認し、必要に応じて点検や買い替えを検討することが望ましいとしている。

このほか、事故の中には、スイッチが切れていると思い込んでいたものの実際には通電状態だったケースや、故障して動かなくなったままコンセントに接続されていたことで火災につながった事例もある。

特に長年使用している扇風機は、使用しないときは電源プラグをコンセントから抜くことが推奨される。また、電源コードを家具で挟んだり、重い物を載せたりするとショートや発火の原因となるため、コードの破損や折れ曲がりがないかも定期的に確認するよう呼びかけている。

製品の標準使用期間を確認するよう呼びかけている