ニュース
ノジマ、日立の家電事業を買収 1100億円
2026年4月21日 16:42
ノジマは21日、日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)の家電事業を買収することを決定。日立GLSが設立する新会社の発行済株式の80.1%を取得し、子会社化すると発表した。譲渡価額は約1,100億円を予定している。
既報の通り、ノジマは日立GLSの家電事業の取得について「検討中」と発表していたが、同日開催の取締役会で、新会社の株式取得/子会社化を決定した。
新会社の名称や代表者は21日時点で未定。ノジマが80.1%の株式を持つ連結対象会社となり、日立GLSは19.9%を保有する。
日立GLSは今回のパートナーシップ締結の理由として、消費者のニーズの多様化や変化のスピードの速さに対し、家電量販店であるノジマが持つ販売の現場からの消費者の声をくみ取っていくことで、新しい製品を生み出し、日本のモノづくりの強化にもつなげていくと説明。家電事業の競争力強化と持続的な成長を図る。この取り組みを進めることで、家電サプライチェーンを支えるステークホルダーとの連携もさらに深めていく。
なお、日立の海外向け家電事業は、これまで日立GLSとトルコのアルチェリクによる合弁会社が展開してきたが、今回のタイミングでアルチェリクが持つ同会社の株式を取得し、会社分割により新会社へ承継。日本国内と海外の家電事業の経営資源を新会社で統合する。日本市場でのビジネスモデルをグローバルにも展開し、新たな成長を目指す。
ノジマグループは、2025年1月に買収したVAIO株式会社においても、ノジマの強みとする顧客接点とVAIOの「安曇野FINISH」による高品質なモノづくりを掛け合わせ、業績も堅調に推移しているという。
今回の取り組みについても、日立グループが持つモノづくり技術と、ノジマの顧客接点や市場ニーズの抽出/還元力といった強みを活かし、消費者の声を製品開発からアフターサービスまで循環させ、日立ブランドの高付加価値な家電を届けていくという。