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シャープのコンパクトドラム洗濯機 省エネヒートポンプ式

プラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機「ES-8XS1」

シャープは、ヒートポンプ乾燥方式を採用したコンパクトなプラズマクラスタードラム式洗濯乾燥機「ES-8XS1」を11月27日に発売する。洗濯容量は8kg、乾燥容量は4kg。価格はオープンで、市場想定価格は284,000円前後。

本体サイズは598×600×1,040mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトでありながら、ヒーター乾燥より省エネなヒートポンプ乾燥方式を採用する。洗濯~乾燥時の消費電力量は800Whで、年間電気代は同社ヒーター式製品の約半分。省エネ性能は業界最高水準としている。

ヒーター式が熱で衣類を乾燥するのに対し、ヒートポンプは除湿乾燥するため、より低温で衣類の傷みを抑えて乾燥できる点も特徴。

598×600×1,040mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクト設計
省エネなヒートポンプ式を採用
ヒーター式よりも低温で乾かすため衣類の縮みが抑えられる

洗い工程では独自の「マイクロ高圧洗浄」を採用。高圧シャワーノズルから400~800μmの微細な水粒子を毎秒約30万個以上噴射することで、少ない水量でしつこい汚れを繊維の奥から弾き出し、衣類の傷みを抑えながらしっかり洗い流すという。

さらにすすぎ時にもマイクロ高圧シャワーの効果ですすぎ効率がアップ。シャワーを均一な水圧で洗濯槽の奥まで吹き付けながら洗濯槽を高速回転させることで、使用水量を抑えつつ衣類の繊維に残る洗剤成分を洗い流す。この「高圧シャワーすすぎ」により業界最高水準の節水を実現するという。

「マイクロ高圧洗浄」を採用
ドアガラスにはひまわりを模した凹凸を配置し、しっかりこすり洗いできるように

洗濯の悩みや洗濯機の使い方について、生成AI技術を活用して答える「COCORO HOME AI」に対応。例えば、スマホアプリに「ダウンジャケットは家で洗濯できる?」という質問をテキスト入力すると、「説明書では洗濯できないと記載していますが、専用のダウンロードコースを用意しています」といった趣旨の回答とともに、ダウンジャケットコースのダウンロードページを案内してくれる。

生成AI技術を活用して質問に答える「COCORO HOME AI」に対応

本体に搭載されている運転モードは「標準」「おうち流」「ホームクリーニング」「時短」「毛布」「槽洗浄」「除菌・脱臭」の7つ。「除菌・脱臭」コースは素内にプラズマクラスターイオンを放出することで、衣類の除菌脱臭や花粉を落としやすくする効果があるという。

このほか、「セーターコース」「ふわっとタオルコース」といった専用コースをスマホアプリからダウンロードして利用可能。

よく使われる機能に絞られているため、操作部からも迷わず選びやすい

液体洗剤と柔軟剤は自動投入が可能。タンク容量は各600ml。新たに液だれ防止構造を採用するほか、液体洗剤と柔軟剤の経路を常に水で満たし、洗剤などがつまりにくい設計にしている。

自動投入タンク
洗剤がつまりにくい設計
液だれ防止構造で手入れの手間を軽減

業界最高水準という低騒音設計も特徴。衣類の動きを検知するセンシング技術により、モーターの回転を抑えた運転が可能で、洗い時は30dB、脱水時は39dBの静音性を実現。

このほか、乾燥効率の低下を抑制する「乾燥ダクト自動お掃除」機能や、洗濯槽、ドアパッキンの自動洗浄機能を搭載。メンテナンス性にも配慮している。

水平垂直のシンプルなデザインを採用。さまざまな住空間になじむよう、ラスターホワイトとグレイングレーの2色を用意。なお、9月発売の「ES-12X1」もホワイト系とグレー系の2色を展開しており、同社によるとグレーの販売比率が全体の6割でホワイトよりも人気だという。

グレーが人気とのこと
ガラスタッチパネルを採用
筐体には鋼板を採用。鉱石のようなキラキラした風合い

洗濯~脱水時の運転時間は約42分、消費電力量は55Wh、標準使用水量は57L。洗濯~乾燥時の運転時間は約148分、消費電力量は800Wh、標準使用水量は39L。左開き/右開きの2タイプをラインナップ。