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ダイニチの生ゴミ乾燥機、ポリ袋で汚れにくい 補助金で半額以下にも

家庭用生ゴミ乾燥機「GD-28A」

ダイニチ工業は、家庭用生ゴミ乾燥機「GD-28A」を11月5日に同社直販サイト「ダイニチWebShop」にて発売する。価格は39,820円。

暖房機メーカーである同社の温風送風技術、静音技術を投入して開発。ゴミ容器に業界初の「ホルダー型」を採用しており、ポリ袋をセットして使用することで容器や本体内が汚れにくく、捨てる際にゴミに触れる必要がない点を特徴とする。従来の生ゴミ処理機にもポリ袋をセットできる製品はあるが、ホルダー型にすることで、より手軽に乾燥後の処理ができるという。

家庭から出る燃えるゴミのうち、生ゴミの割合は35.7%。そのうち約80%が水分となっており、同製品で乾燥させることでゴミの容積を約80%減らすことができる。さらに生ゴミに含まれる水分の約90%を蒸発させ腐敗を防ぐため、ニオイが気になりにくいのもメリットとなっている。

燃えるゴミのうち、35.7%が生ゴミ
乾燥させると容積を約80%減らせる

また多くの自治体では、ゴミ焼却に要するエネルギー削減を目的として、家庭用生ゴミ処理機の購入補助金制度を導入している。例えば東京都千代田区では、「購入金額に3分の2を乗じた額を助成」(限度額3万円、100円未満切り捨て)としており、39,820円の「GD-28A」を購入した場合は26,500円が助成され、実質13,320円で購入可能となる。

調理中のゴミ捨てから乾燥まで移し替える必要なし

生ゴミ投入容器は、ホルダー型と生ゴミを直接入れるバスケット型の2種類が付属。ポリ袋をセットしたホルダー型容器をキッチンの作業台に置き、調理中に生ゴミを入れるようにすれば、乾燥のために生ゴミを移し替えるといった手間も不要だ。容量は規格12号袋使用時で2L。なお、ポリ袋の耐熱温度は問わないという。

ホルダー型容器にポリ袋をセットしたところ

バスケット型は底面がザル状になったバスケットと受け皿の2点で構成されており、バスケットをシンクに置いて三角コーナー代わりにもできる。水切りネットをバスケットにセットしたまま乾燥することも可能。容量は2.8L。

バスケット型容器。ネットをかぶせたまま乾燥もOK

運転モードは「標準/しっかり」の2種類。運転時間は処理量によって異なるが、それぞれ約4.5~9時間/約6.5~11時間。2時間/4時間の予約運転にも対応。最大処理量は1kg。

運転音は標準モード使用時で36dBと、静かな図書館と同水準の音量としている。さらに、運転音が気になる場合には、運転音を一時的にセーブし、1時間後に自動解除する「一時静音モード」も用意する。

操作部

本体サイズは216×254×359mm(幅×奥行き×高さ)で、設置面積をA4サイズに収めている。扉は縦開きを採用し、より省スペースに設置可能。重さは約4.5kg。本体カラーは落ち着いたグレーを採用し、キッチンに馴染むデザインに仕上げた。

天面の排気口には脱臭炭フィルターを備える