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パナ新開発のキューティクル測定体験 ナノケア20周年
2025年9月3日 15:05
パナソニックのヘアードライヤー「ナノケア」は2025年に20周年を迎える。国内累計販売台数は1,800万台を超え、9月1日には最新モデル「EH-NA0K」(直販価格38,610円)が発売された。
20周年を記念して“ナノケアlover”という、俳優の田中みな実さん、デザイナー・アーティストの篠原ともえさん、アイドルデュオのROIROMらのWEBムービーが9月1日から公開されている。
翌朝の寝ぐせ抑える新製品 最新技術キューティクルチェッカー
ナノケアは髪の内側までうるおうという「高浸透ナノイー」を搭載している点が特徴。髪にツヤやまとまりを与えるだけでなく、髪の水分バランスを整えることで“うねり”を抑制し、スタイリングしやすい髪へと導く。
新発売の「EH-NA0K」は、夜のヘアドライ時に使用することで翌朝の寝ぐせを抑える「ナイトキャップノズル」を搭載。ノズルが風の流れをデザインすることで、髪を広げてほぐしながら均一に乾かすことができ、寝ぐせの原因となる乾かし残しを防げる。
さらに、高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンによってキューティクルの密着性がアップ。これにより、寝ているあいだの擦れやブラッシングなどによる摩擦ダメージも軽減されるという。
ナノイーの発生量の増加など、進化を続けてきたナノケアシリーズだが、同時に毛髪を評価する技術も進化している。その最新技術として今回公開されたのが、日本初のキューティクル診断システム「キューティクルチェッカー」だ。
従来は人の感覚に頼った官能評価が中心となっていた髪の状態を、数値で把握、検証できるようになる。2018年からの香川大学との共同研究により実現し、9月に学会で発表予定という。
キューティクルチェッカーは、1本の毛髪からキューティクルの枚数、表面ダメージレベル、髪の強さ、毛髪径の4項目を測定可能。結果は点数でも表示され、毛髪に詳しくない人でも、髪の状態がわかりやすくなっている。製品開発のほかに、一般向けに体験してもらい、髪のケアを促す機会づくりにも活用したいという。
実際にキューティクルチェッカーを体験してみた。比較的ダメージが少ないとされている側頭部の内側の毛髪を使い、今回は毛先に近い5cm程度を測定した。突起状のセンサーに毛髪を当てながらすべらせることで、センサーがキューティクルの段差を検知し、枚数を測定する仕組みだ。
目安として表示されていた測定結果は、健常毛が97.8点(最高点)と83.9点、カラー毛は62.4点、カラー+ブリーチ+摩擦ダメージ毛は20.1点。4年間伸ばした髪の例では、根元のキューティクル枚数が4,264枚だったのに対し、毛先は683枚にまで減っており、日々蓄積していくダメージが可視化される結果となっていた。
測定にかかる時間は5分弱。筆者はブリーチやパーマを繰り返しているため、かなりのダメージ具合を覚悟していたが、結果は総合73.2点と、セミロングの毛先の平均が60点であるのに対して、そこまで悪くない結果といえそうだ。
同社は、キューティクルは一度剥がれると元には戻らないため、日々のケアが非常に重要としている。キューティクルチェッカーといった機器で自身のダメージレベルを可視化できれば、毎日のヘアケアを見直したり、より丁寧に行なったりするきっかけになるだろう。今後、多くの人がより気軽に体験できる機会が設けられることに期待したい。
田中みな実さんはナノケア初代から愛用
ナノケア20周年を記念して開催されたイベントには田中みな実さん、篠原ともえさん、ROIROMの本多大夢さん、浜川路己さん、ロックバンド[Alexandros]の川上洋平さん、ヘアメイクアップアーティストのKUBOKIさんが登壇。ナノケアシリーズやヘアケアについての思いを語った。
2022年からパナソニック ビューティの広告に出演している田中みな実さんは、ナノケア初代モデルからの愛用者。美容にこだわりがあることでも知られる田中さんは「まもなく40代になるのですが、髪がきれいな方ってとても若々しく見えるんですね。なので今、髪の毛のケアはお肌よりも注力しているかもしれません」とコメント。
ナノケアと同い年だというROIROMの浜川路己さんは、ナノケアを使用して「髪を乾かしているのに潤っていく感覚が驚き」だったという。
KUBOKIさんはヘアメイクアップアーティストならではの視点で、「うるおいをキープしつつ、しっかり乾かすことはすごく難しいこと。パサつきが気になるけどサラッと清潔感のある髪にしたいといった40代の男性にもナノケアはおすすめできると思います」とコメントした。

















