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Nature、エコキュートや蓄電池をより賢く使うサービス強化
2025年7月8日 13:10
Natureは、電力小売事業者向けに提供している「デマンドレスポンス(DR)支援サービス」の内容を大幅にリニューアルし、提供を開始した。
「デマンドレスポンス支援サービス」は、自社運営実績をもとに、デマンドレスポンス(DR)の導入・運用をサポートする電力小売事業者向けサービス。DRシステム構築やキャンペーン運営、効果算定等、幅広く電力小売事業者の取り組みをサポートするもので、すでに関西電力や東京ガスといった大手エネルギー事業者が導入している。
今回のリニューアルにより、従来の「行動変容型デマンドレスポンス(DR)」に加え、エコキュートや蓄電池といった機器を対象とした「機器制御型DR」への対応が拡大。さらに、これまで主に対応していた電力の抑制を目的とする「下げDR」に加え、電力の活用を促す「上げDR」にも対応し、より柔軟かつ戦略的な電力需要のコントロールを支援するという。
具体的には、日中の太陽光発電で余剰電力が生じる時間帯にエコキュートを沸き上げたり、蓄電池を充電したりする「上げDR」や、夕方の需要ピークにエアコンの温度設定を調整したり、蓄電池からの放電を促したりする「下げDR」といった動作を自動で行なうことが可能になる。
これらの制御は、ユーザー向けのスマホアプリ「Nature Home」から家庭内機器、電力事業者向け管理画面まで連携し、一貫して実行できる。
また、専用の管理画面では、DRイベントの登録や、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動した自動発動設定などが可能。グループ別のターゲティングやPRコンテンツの配信といった販促支援機能も備えており、ユーザーとのエンゲージメント強化にも活用できるとする。
