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電動アシスト自転車は「子乗せ」需要がけん引、学生向けの通学需要にも注力~GfK Japan調べ
(2016/1/14 16:01)
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfK Japan)は、全国の家電量販店やホームセンターなどにおける、電動アシスト自転車の販売動向を発表した。
調査によると、2015年の販売台数は前年比2%減となるも、平均価格の上昇により、販売金額では同1%増という結果になった。また、単価の高いチャイルドシート設定車が台数ベースで27%を占めるまでに拡大し、金額市場を下支えしているという。
2015年のチャイルドシート設定車の平均価格は、11万8,700円(税抜)で、非設定車に比べて単価が3万円以上高い。理由としては、チャイルドシート設定車は付属品が多いことに加えて、ターゲットが若い母親であるため、デザイン性に凝った製品が多いことが挙げられている。
拡大が続くチャイルドシート設定車だが、将来的には頭打ちすることも避けられないという。
これにより、メーカー各社は「子乗せ」以外の需要の開拓にも注力しており、その1つとして高校生などの通学需要を挙げる。
長距離の移動が比較的多い高校生に、電動アシスト自転車は長距離でも疲れず、バス代などの交通費が軽減できるというメリットを訴求。若いうちから電動アシスト自転車に慣れ親しんでもらうことで、継続利用を促す戦略もあるという。