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シャープのお茶プレッソ、女子大生とコラボで若い世代へターゲット拡大

東京・丸の内で開催されたジャパンフードフェスタに出展したシャープブース

 シャープは、11月1日~2日に東京・丸の内で開催されたジャパンフードフェスタのサポーターズエリアに出展した。ジャパンフードフェスタとは、日本各地の農林漁業がもたらす「食」と「食文化」の価値を、実際に食べることで広く実感することを目的としたイベントで、農林水産省が主催する。

 シャープは、同イベントに協賛したサポーターズ企業として出展。粉末茶を淹れることができる緑茶メーカー「ヘルシオお茶PRESSO」と、大妻女子大学、ハウス食品でコラボレーションしたブースでは、お茶プレッソとハウス食品の食品を使って、大妻女子大学の学生が考案したレシピを販売した。

 レシピは、お茶プレッソを使って作ったほうじ茶の粉末と、ハウス食品のシチューミックスを使った「ほうじ茶ごはんのきのこソースがけ」や、緑茶粉末とプリンミックスを使って作った「抹茶プリンエル」の2種類。お茶プレッソで淹れた緑茶や紅茶ラテと合わせて販売された。

当日はあいにくの雨だったが、各ブースで様々な料理を食べることができた
「ヘルシオお茶PRESSO」と、大妻女子大学、ハウス食品でコラボレーションしたメニューを販売
紅茶ラテ(左)と、抹茶プリンエル(右)。同セットを200円で販売
レシピの考案と販売は大妻女子大の学生が担当
粉末茶を淹れることができる緑茶メーカー「ヘルシオお茶PRESSO」
調理システム事業部 事業部長 久保正史氏

 お茶プレッソは、2014年4月の販売以来11万台を売り上げた人気商品。シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 事業部長 久保正史氏は今回の出展の目的について「お茶プレッソは、お茶だけでなく、調理器としても使えるということを知ってもらいたかった。お茶というと、どうしてもシニア世代のものと思われがちだが、若い世代にもお茶を飲んでもらうきっかけになれば」と語った。

 また今後の展開については、海外への進出を示唆した。

 「海外の人の方が、和食に対してヘルシーだというイメージが強い。抹茶味のお菓子は、海外土産としても大人気。今後は、和の文化としての日本食を武器に海外展開も積極的に進めていく」。

阿部 夏子