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お湯の温度にこだわって、飲み心地がまろやかになった「ヘルシオ お茶プレッソ」
(2015/3/25 16:57)
シャープは、素材の栄養をまるごと摂れるお茶メーカー「ヘルシオ お茶プレッソ TE-TS56V」を4月24日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は28,000円前後(税抜)。
茶葉を「挽く・沸かす・点てる」までの工程ができる、お茶メーカーの新モデル。茶葉を挽いて粉末にするため、急須で淹れたときと違い茶殻が出ず、カテキンや食物繊維などの栄養成分を丸ごと摂取できる点が特徴。
2014年4月に発売された第1弾モデル「お茶プレッソ TE-GS10A」は、当初の計画の約3倍となる累計約15万台の生産に達した。同社では、栄養価の高いお茶メーカーは新商品として注目され、新しいお茶習慣を提案できたという。
TE-TS56Vは、前モデルの購入者の意見をもとに改良を加え、よりなめらかな飲み心地を実現している。
【お詫びと訂正 3月25日】
記事初出時、前モデルの販売台数として11万台と記載しておりました。正しくは、生産台数が累計約15万台です。お詫びして訂正いたします。
“お茶メーカー”という新たなカテゴリを作っていきたい
シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部の田村友樹氏は、製品について次のように語った。
「昨年発売した第1弾モデルは、これまでにないお茶専用の製品として注目を集めました。購入した方からは、お茶を飲む頻度が増えた、オフィスでお客様に出すおもてなし用のお茶として利用しているなどの声がありました。新モデルではさらに味を追求し、購入者や専門家の意見を多く取り入れています。今後は、コーヒーメーカーのように“お茶メーカー”という新たなジャンルを作っていきたい」
味を追求するために、茶葉の粉末の粒度や湯温にこだわったという。
茶葉の粒度では「お茶うす」を改良し、臼の溝を深くすることで約15~20μm(マイクロメートル)のきめ細かい粉末を実現している。茶葉の引き込みが良くなったため、回転速度は約100回/分はそのままに、臼挽き時間を約20%短縮し1分40秒で挽けるようになった。
なお、お茶うすは単体でも同時に発売する。前モデルの「TE-GS10A」と互換可能。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6,000円前後(税抜)。
まろやかなお茶にするため、お湯の温度にも着目
お湯を沸かす際の温度にも着目し、「湯ざまし機能」を新搭載した。湯温を低くすると甘みが出てまろやかになるという、専門家の意見をもとに独自の冷却機能を採用。一度お湯を100℃まで沸騰させてカルキ成分を取り除き、急速冷却で約70℃まで温度を下げられるようになった。
お茶の温度は「温茶(約85℃)/ぬるめ(約70℃)」から選択でき、気温が高い夏や熱さが苦手な子供でも淹れたてのお茶が楽しめる。実際に飲み比べてみると、約70℃で淹れたお茶は冷ますことなく飲め、味もまろやかに感じた。
水タンクの容量も560mlにアップしている。小さい湯のみ(1杯70ml)では、約8杯のお茶を淹れられオフィスで使う際も一度で作ることができるという。
このほか、茶葉の飛散や粉末の付着を抑えるために、前面パネルとお茶うすのセット箇所に帯電防止樹脂を採用。使用後の手入れの手間を減らすことができる。
本体サイズは、233×225×296mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3kg。消費電力は940W。清掃ブラシ(お茶うす専用)、お茶スプーン、メニュー集が付属する。カラーはグリーン系とレッド系の2色。
また、下位モデルとして水タンク容量420mlで、湯ざまし機能を省略した「TE-GS10B」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後(税抜)。カラーはグリーン系とブラウン系の2色。