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除菌率99.9%! UVランプを搭載したダイソン初の加湿器
(2014/10/20 16:06)
ダイソンは、同社としては初めてとなる超音波式加湿器「Dyson Hygienic Mist (ダイソン ハイジェニック ミスト) 加湿器 AM10」を11月6日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は58,800円前後(税抜)。
清潔性に配慮した超音波式加湿器。同社によると、従来型の加湿器は、いずれも清潔性に充分配慮しておらず、室内を均一に加湿できていなかったという。フィルターの手入れなどを充分にできていない場合も多く、清潔でない室内の空気を吸うことによって、病気などを引き起こす可能性もあるという。
今回同社が初めて開発した加湿器では、それらの問題を解消するために、給水タンクの水を3分間UV-Cランプで照射する仕組みを搭載。UV-Cランプで水に潜むバクテリアを99.9%除菌した後、1秒間に約170万回の振動で水をミスト状にして、室内に放出する。
また、手入れが必要なフィルターは搭載しておらず、加湿方式は超音波式とした。ダイソンによると、従来型の超音波加湿器は、上部に蒸気を発生しているタイプが多いが、蒸気はそのまま下に落ちてしまうため、室内を均一に加湿することはできなかった。一方、Hygienic Mistでは、ダイソンの「エアーマルチプライアー」などにも搭載されている、羽を使わずに送風する技術を搭載。加湿した空気と一緒に送風するため、室内を均一に加湿することができる。
ダイソンでは、大腸菌を加えた水を市販されている超音波加湿器と、Hygienic Mistにそれぞれ入れ、密閉した室内でスイッチをオン、加湿器が室内に放出する細菌数を測定した。その結果、市販の超音波加湿器がわずが5分で測定限定値の2,500個の菌を放出した一方、Hygienic Mistでは、2時間経過しても試験用の大腸菌を放出することはなかったという。
製品開発を担当したダイソンの新技術開発デザインマネージャー、Tom Bennet(トム ベネット)氏は、「羽根のない扇風機として知られるエアーマルチプライアーの技術を暖房機以外にももっと活用できないかなという所から、加湿器のアイディアが生まれた。加湿器は調べれば調べるほど、“汚い秘密”があり、タンクの水やフィルターなど問題が山積みだった。我々の開発したHygienic Mistならば、清潔で快適な室内空間を作ることができる」とコメントした。
本体には、室温/湿度センサーが搭載されており、室内環境に応じた最適な湿度をコントロールする。タンク容量は3Lで、1時間当たりの加湿量は約300mlで、最長約18時間の連続運転が可能。適用床面積は5~8畳。
本体サイズは240×222×579mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.4kg。加湿運転時の最大消費電力は55W。本体カラーはホワイト/シルバーと、アイアン/サテンブルーの2色。