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東芝、薄型&軽量で移動しやすい除湿乾燥機

RAD-S63

 東芝ホームアプライアンスは、薄型&軽量で移動しやすい除湿乾燥機「RAD-S63」を4月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後。

 同社のコンプレッサー方式の除湿機としてはベーシックモデルにあたる製品。従来モデル「RAD-R63」より奥行きを15㎜薄い175mmとし、質量は1.8kg軽い約7.3kgに抑えた。本体サイズは298×175×528mm(幅×奥行き×高さ)で、移動しやすいという。

 機能面では、部屋干しした衣類を乾燥させる際に、衣類の乾きを温度と湿度のセンサーで見極め、自動で運転を停止する「オートストップ」機能を搭載している。

 風の吹き出す角度は、衣類を干す場所や乾燥したい場所などに合わせて、広角、上方向、前方向の3段階から切り替える「オートルーバー」を搭載している。

 運転モードは衣類乾燥と除湿。除湿機能では、温度と湿度を見分けながら、除湿運転と送風運転を切り換える「おまかせ除湿」を備えた。これにより、消費電力量を抑えるという。

 除湿能力は5.6/6.3L(50/60Hz)、適用畳数は木造で7/8畳、コンクリートで14/16畳。消費電力は190/195W(同)。タンク容量は約2.5L。運転音は最大約41dB。2/4/8時間のOFFタイマーも用意する。

コンプレッサー方式の上位モデルも

 コンプレッサー方式の上位モデルとして、除湿の適用畳数が最大25畳の「RAD-CS100X」と最大20畳の「RAD-CS80X」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に45,000円前後、40,000円前後。

RAD-CS100X
RAD-CS80X

 除湿性能以外の仕様は両機種でほぼ共通。いずれも「RAD-S63」にはない同社独自のイオン技術ピコイオンと脱臭フィルターを搭載する。ピコイオンは洗濯物の臭いを抑制する効果があるという。

 運転モードには衣類乾燥と除湿のほかに、冷風機能を搭載した。ルーバーは、上下に独立して動く2枚の「ダブルウイングルーバー」と、4枚の「左右ルーバー」を搭載。上下に120度、左右に100度、風を広げる。

 RAD-CS100Xの本体サイズは365×205×555mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約12.3kg。除湿能力は9.0/10.0L(50/60Hz)、適用畳数は木造で11/13畳、コンクリートで23/25畳。消費電力は252/292W(同)。タンク容量は約3.0L。運転音は最大約54dB。2/4/8時間のOFFタイマーも用意する。

低温時に除湿能力が下がりにくいデシカント方式も

 同時に、低温時に除湿能力が下がりにくいデシカント方式を採用した除湿乾燥機2機種も発売する。同社独自のイオン技術「ピコイオン」を搭載したモデル「RAD-DS63X」と、ピコイオンを省略したモデル「RAD-DS63」が用意される。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に30,000円前後、25,000円前後。

RAD-DS63X
RAD-DS63

 基本的なスペックは共通。本体サイズは340×190×495mm(幅×奥行き×高さ)。タンク容量は約2.5L。除湿能力は6.3/6.0L(50/60Hz)、適用畳数は木造で8/7畳、コンクリートで16/14畳。運転モードは衣類乾燥と除湿。運転音は最大で約51dB(衣類乾燥時)。消費電力は522W/520W。2/4/8時間のOFFタイマーを備える。カラーはグランホワイト。

小林 樹