ニュース

11月の白物家電売上、エコポイント特需以来の好調

 JEMA(日本電機工業会)は、11月の家電の国内出荷実績を発表した。出荷額は1,933億円で、前年同月比で12.3%となり、6カ月連続のプラスだった。過去10年と比較しても、11月としては家電エコポイント特需があった2010年に次ぐ売上となっている。

 製品別では、エアコン、冷蔵庫、洗濯機が好調。エアコンの出荷額は前年比31.0%増の471億円で、6カ月連続でプラス。冷蔵庫は364億円、20.0%増で4カ月ぶりのプラス。洗濯機は256億円、11.9%で2カ月連続のプラスとなっている。

 さらに、掃除機の出荷台数は48万3千台で、3カ月連続のプラス。紙パック式はマイナスとなったが、サイクロン式が24万7千台、前年比29.7%で16カ月連続のプラスと好調を維持している。レンジ、炊飯器なども前年比でプラスを継続している。

 換気扇や食器洗い乾燥機などの住宅設備機器も、住宅着工戸数の伸びに後押しされて、好調に推移しているという。

11月の家電出荷金額。6月以降、対前年比プラスを維持している

伊達 浩二