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10月の家電出荷額、5カ月連続で前年を上回る

 JEMA(日本電機工業会)は、10月の家電の国内出荷実績を発表した。出荷額は1,531億円で、前年同月比6.8%プラス。5カ月連続で前年を上回った。

 製品別では、エアコンが好調。出荷額は同比31.7%増の299億円で、5カ月連続のプラスとなった。10月としては、エコポイントの影響で過去最高を記録した2010年に次ぐ水準という。

 また、掃除機の出荷額は同比9.1%増の221億円で、2カ月ぶりに前年を上回った。このほか電子レンジは同比9.6%増の58億円、炊飯器は5.2%増の92億円となり、いずれも前年よりプラスとなっている。

 一方で、空気清浄機の出荷額は同比16%減の47億円。加湿器は同比36.8%減の9億円。電動歯ブラシは同比20.5%減の7億円。いずれも前年を大きく下回った。

 なお、換気扇や食器洗い乾燥機などの住宅設備機器は、住宅着工戸数の伸びに後押しされて、好調に推移しているという。

10月の家電出荷額。エアコンや掃除機が好調で、前年同月を上回った

小林 樹