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富士通ゼネラル、アンモニアの脱臭能力を高めた脱臭機「PLAZION」
~ペット臭を6分で脱臭。トイレや寝室に置ける小型タイプも
(2013/9/6 17:14)
富士通ゼネラルは、アンモニア臭の脱臭能力を従来よりも高めた家庭用脱臭機「PLAZION(プラズィオン) DAS-303C」を、9月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は30,000円前後。
アンモニア臭の吸着能力が向上。ペット臭を約6分、タバコ臭を約3分で脱臭
20畳以内の部屋に使える、部屋の不快なニオイ成分を除去する脱臭機。今回は、ニオイの成分を吸着する脱臭フィルターについて、サイズと触媒成分の配合を最適化した「高速目がフィルターII」を新たに搭載した点が特徴。さまざまなニオイに含まれるアンモニア臭の吸着量を、従来の1.4倍に高めているという。
高速メガフィルターIIでは、吸着したニオイ成分を科学的に分解するため、吸着のみ行なう活性炭フィルターに比べ、脱臭力が持続するという。また同フィルターは、触媒を活性化するため、本体に内蔵されたヒーターで1日90分間加熱される。この加熱により、油などしつこいニオイも分解し、脱臭性能を自動で再生するという。同社ではフィルターを10年間掃除せずに使い続けても、脱臭性能は90%以上を維持するとしている。
脱臭機能ではこのほか、本体内のオゾンユニットで発生したオゾンによって、フィルターでは取りにくいわずかなニオイを化学分解する。さらに、同ユニットで生成した低濃度のオゾンを部屋に放出し、カーテンやカーペットに染み付いたニオイを分解・脱臭する機能も備える。
同社では、高速メガフィルターII、オゾンユニット、低濃度オゾンによる3通りの脱臭機能について「トリプル脱臭」と称しており、ペット臭を約6分、タバコ臭を約3分で脱臭するという。
節電機能としては「ecoモード」を搭載した。ニオイの強さに併せて風量を抑え、表示ランプを減光することで、通常運転と比べて消費電力を約25%抑えた省エネ運転を行なう。ニオイが強くない時や外出中の節電対策に役立つという。
空気清浄機能としては、ペットの毛やホコリをキャッチするプレフィルターと集塵フィルターを搭載。低濃度オゾンのほか、床面に付着した花粉などのアレル物質を抑制する「プラズマイオン」の放出機能も備える。オプション品として、0.1~2.5μmの細かい粒子を99%除去する高性能集塵フィルター「DAS-30HSFB」も用意される。希望小売価格は3,150円。
このほか、気化式の加湿機能も搭載。快適な湿度に自動で調節する温度・湿度センサーも内蔵する。
本体サイズは300×276×446mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.2kg。消費電力は弱運転時が5W、急速運転時が38W。適用床面積は脱臭が20畳まで、加湿が14畳まで。運転音は20/30dB(弱/標準運転時)。本体カラーはホワイトとブラウン。