パナソニック、肌や物が美しく見えるLED照明に電球色を追加

~高い天井の空間で使える高出力タイプも

 パナソニック エコソリューションズ社は、肌をきれいに見せ、モノの色を自然に見せるLED照明「EVERLEDS 美光色LED照明器具」11月1日より順次発売する。ダウンライト、ユニバーサルダウンライト、スポットライト、ベースライト、建築化照明の5タイプ計100品番が用意される。希望小売価格は18,375円~117,600円。

美光色LEDユニバーサルダウンライト(3500K)美光色LEDベースライト(3000K)

 「美光色」は、百貨店の化粧品売り場や美容室などの店舗向けのLED照明シリーズ。新たに、電球色や高出力タイプ、調光タイプなど100品番を追加して計134品番が揃い、従来の化粧品売り場や美容室だけでなく、商業施設全般に対応できるようになった。

 具体的には、ダウンライト、ユニバーサルダウンライト、スポットライト、ベースライト、建築化照明の全5タイプにおいて、従来の昼白色(5000K)・白色(4000K)に加え、温白色(3500K)・電球色(3000K)の2光色が新たに用意された。同社では、一般的に白熱灯(ハロゲン)がよく使用されている、飲食店や物販店などの落ち着いた空間にも設置できるとしている。

カフェの設置イメージ百貨店の設置イメージ

 ダウンライトおよびユニバーサルダウンライトには、調光タイプが新たにラインナップする。ダウンライトの調光タイプには、より明るい高出力の350形や550形を追加し、高天井空間への設置にも対応する。また、ユニバーサルダウンライトやスポットライトなどの演出照明には、350形を追加した。

 「美光色」のメカニズムは、肌を美しく見せるためにLEDの光の波長を最適制御し、肌のくすみが目立つ原因となる570~580nmの波長を抑えている。同社では、“肌の色の好ましさ”を評価する同社独自の指標「PS(Preference Index of Skin Color)」に基づいているとしている。

肌のくすみが目立つ原因となる570~580nmの波長を抑える

 また、「美光色LED」は、平均演色評価数が高いため、肌の色だけでなく、展示製品などのモノの色を自然に見せるという。

 光源には、発光部を1つにまとめた集積型LEDを採用しているため、従来のLEDと比べ、多重光を軽減し、ムラを抑えた均一な光を放つという。

全てのタイプに温白色(3500K)・電球色(3000K)の2光色が追加。ダウンライトおよびユニバルダウンライトでは、調光タイプが登場





(小林 樹)

2012年10月19日 13:32