シャープ、プラズマクラスターとLED照明に注力する推進本部を新設

 シャープは、新たな成長のための事業構造改革の一貫として、現在の事業部門を4つの事業ユニットに分ける大規模な組織変更を10月1日付けで行なう。

 これにより、各事業は「デジタル情報家電事業ユニット」、「健康環境・エネルギー事業ユニット」、「ビジネスソリューション事業ユニット」、「デバイス事業ユニット」の4つに再編される。

 白物家電を主に扱う「健康環境・エネルギー事業ユニット」のもとには、既存の「健康・環境システム事業本部」と「ソーラーシステム事業本部」に加え、「PCI・LED照明事業推進本部」が新設された。

 この本部は、PCI(プラズマクラスターイオン)の用途拡大や、業務用LED照明など企業向け市場の強化を図ることを目的としており、大阪府八尾を拠点とする。組織的には、「健康・環境事業統括」のもとで、健康・環境システム事業本部とともに運営されるが、独立した本部とすることで、PCIとLEDに注力する方針が明確となった。

 PCI・LED照明事業推進本部の本部長には、中近東・アフリカ本部長 兼 シャープ・ミドルイースト・フリーゾーン・エスタブリッシュメント会長の、佐々岡浩氏が就任する。






(伊達 浩二)

2012年9月27日 16:24