ブラック&デッカー、“業界初”グリップ角度が選べる切断工具

ピボットレシプロソー LXR10-2

 ブラック・アンド・デッカーは、グリップ角度が3段階から選べる切断工具「ピボットレシプロソー LXR10-2」を、10月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、実勢予想価格は19,000円前後。

 プロの現場で使われているパワフルな切断工具「レシプロソー」をベースとした製品。レシプロソーとは、往復運動するブレード(刃)で切断する工具で、一般的な切断工具に比べ、強力なパワーがあり、金属もラクに切断できるという。アメリカでは住宅リフォームやレスキューの現場などで使われているという。

グリップ角度が3段階に調節できる

 LXR10-2では、グリップ角度が3段階に調節できる、“業界初”の可動式グリップを採用した点が特徴。作業場所に応じてグリップを折りたたむことで、狭いスペースでの作業が簡単になるという。

 また、切断時に部材を挟んで安定させるパーツ「アジャスタブルシュー」を使うことで、細いパイプやまっすぐな切断作業にも効率的という。アジャスタブルシューは厚さ45mmまでの部材に対応する。

 このほか、重量は1.27kg。同社では充電式では“最軽量クラス”としている。

 同社では本製品の用途として、リフォームなどの本格的なDIYや、不用品の解体、樹木の切断などを挙げている。また、ブレードは金工用と木工用の2種類が用意されており、金属をはじめプラスチック、石膏ボードなどにも使えるとしている。

 本体サイズは58×365×89mm(幅×奥行き×高さ)。切断できる厚さは、金属類が19mm、木材が80mm、塩化ビニールが100mm。充電時間は30分。充電時の定格消費電力は31W。暗所の作業をサポートするLEDライトも付いている。付属品は、2種類のブレードと、30分の急速充電器、キットボックス、リチウムイオンバッテリー2個。

 本製品は、電源に10.8Vリチウムイオンバッテリーを備えた電動工具シリーズ「REVOLVER 10.8」の1つとして発売される。

 

部材を固定する「アジャスタブルシュー」も付属。手元を照らすLEDライトも搭載されているグリップ角度を調節することで、狭い場所での操作性が向上するという
電源に10.8Vリチウムイオンバッテリーを備えた電動工具シリーズ「REVOLVER(リボルバー) 10.8」の1つとして発売される

 






(正藤 慶一)

2011年9月14日 17:37